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52話 デートの計画



受信トレイに、司法修習生の濱口の名前を見つけ、奈緒は喜んだ。
心を弾ませながらメールを開く。
『僕はあまりお店を知らないので、
飯田さんが行きたいお店があったら、教えてください』
(えー!? 私が決めるのぉ? そんなことは男の役割でしょ・・・・・・)
奈緒は一瞬、口を尖らせた。だけど、すぐに思い直した。
弁護士になるための勉強は、かなり大変らしい。
(勉強ばっかりで、デート慣れしていないのかも。かわいい!)
奈緒は人を好きになると、何でもいい方へ解釈するようになる。

奈緒はまどかに声をかけ、給湯室へと向かった。
「デートにオススメのカジュアルレストランない? あんまり高くないトコ」
「もしかして、司法修習生と行くの?」
奈緒がにっこりと笑ったので、まどかは「おめでとう」と手を叩いた。
「よく行く、銀座のイタリアンは?」
「うーん、明るすぎない? もうちょっとムードのある店がいいな」
桃子なら、ちょうどいいレストランをたくさん知ってそうだけど、
失恋で会社を休んでいるのに、そんなこと訊けない。
(当たり前のように男性に任せてたけど、お店を選ぶのって、結構大変)
と奈緒は思った。

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