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48話 新しい希望



目覚めたとたん、桃子は激しい頭痛に襲われた。
(昨日、どうやって帰ったんだろう?)
まどかと奈緒と飲んだけど、その後のことは覚えていない。
(ひどい二日酔い……会社、休もう)
携帯を手にした桃子は、着信履歴のないディスプレイを見て落胆した。
優一郎の留守電に『連絡くれないなら、別れる!』とメッセージを残したのに、
それっきり連絡がないってことは、優一郎も別れを選んだってことだ。
自分がその程度の存在だったなんて、悔しい。
(優一郎は、別れるのが嫌で、私の怒りが治まるまで待ってるのかもしれない)
そう考えると、心の中に小さな希望の光が生まれる。
(私、やっぱり優一郎と別れたくない。……優一郎のことが好き)
二股をかけられても、まだ好きだという気持ちが残っている自分に驚く。
切なさと惨めさから、声を出して泣いた。

昼過ぎに起きた桃子は、コンビニに出かけた。
お粥とヨーグルト、ポカリスウェットを買って、雑誌売り場に立ち寄った。
『女を磨く! スクール特集』という雑誌の特集が目に留まる。
(自分を磨きたい。優一郎に似合う女になるように。
外見だけじゃなくて、中身も磨きたい)
そう思った桃子は、その雑誌をカゴに入れた。

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