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43話 恋愛のプロフェッショナル



まどかは、小説家の間宮といいムードになりつつある。
昨日、バーで飲んだ帰りに、
『好きになっても、いい?』と間宮に聞かれて、頷いた。
あれは『好きだよ』『私も好き』って会話したのと同じだと思う。
さっきまで、早く桃子と奈緒に間宮のことを報告したい、と思っていた。
でも、奈緒は医者の柿本と別れたばかりだし、
桃子はIT社長の優一郎のことでブルーになっている。
(オノロケを言うのは、今日はやめよう)まどかは聞き役に徹した。

まどかと奈緒は同じ電車に乗った。
桃子は違う路線で帰った。
「桃子、大丈夫かなあ?」とまどかは心配した。
奈緒は明るく答えた。
「大丈夫なんじゃない? 桃子、恋愛のプロフェッショナルだもん」
「でも、桃子が本当に恋愛のプロだったら、あんなに悩んだりしないと思う」
まどかが言うと、奈緒はハッとして呟いた。
「……『恋愛マニュアル』を知っているのと、
『恋愛』を知っているのは違うかもね」
まどかは思った。(何回、恋をしたら、恋愛上手になれるんだろう?
不安になったり苦しんだりしない、楽しいだけの恋愛なんてあるのかな?)

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