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35話 恋を忘れる方法



今日は月曜日なのに、『朝まで遊ぼう』と言う森谷に驚く。
「オールは無理ですよ」
「なんだよ、まどかちゃん。ノリ悪いなあ」
(ノリが悪いって……何それ?)森谷の軽い口調が、急に軽薄に思えてきた。
「明日も朝から仕事です」
突き放すようにキッパリ言うと、森谷は顔を曇らせた。

食事が終わると、まどかと森谷は店の前で別れた。
森谷は一人でも飲むつもりらしく、六本木の雑踏へと消えていった。
(私、嫌われちゃったんだろうな)そう思うと、少し寂しい。
時計を見ると、まだ10時。
まどかは、けやき坂通りにあるTSUTAYAに向かった。
ここのTSUTAYAは、同じフロアにスタバがあって、
くつろぎながら本を選べる。

まどかは、いつもの写真集のコーナーではなく、文芸コーナーを見て歩いた。
そして、間宮の著書を手に取った。裏表紙に間宮の写真が印刷されている。
(間宮さん、何してるのかな?)
森谷に嫌われたのに、不思議とスッキリした気分なのは、
間宮と出会ったせいかもしれない。
あの日以来、なんとなく間宮のことが気になっている。
(恋を忘れるには、次の恋……って本当かも)まどか間宮にメールを打った。

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