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29話 出逢いで終わらせないで



まどかと間宮は、ビルの1階にあるカフェに入った。
「間宮さん……あ、いえ、間宮先生」
「先生って呼び方は落ち着かないから、間宮でいいよ」
「……良かった。私、医療関係の仕事をしているので、
先生っていうと、お医者様を思い出しちゃうんですよね」
まどかが言うと、間宮は目を細めて尋ねた。
「看護婦さん?」
「いえ、製薬メーカーの事務です」
間宮は細めていた目を見開いた。「へえ、製薬メーカーの仕事ってどんなの?」
間宮は次から次へと質問を続ける。
好みのタイプの男性から、色々なことを訊かれるのは嫌じゃない。
まどかは、ひとつひとつ丁寧に答えていった。

一息ついたところで、間宮が頭を下げた。
「根掘り葉掘り聞いてごめんね。職業病で、色んなこと知りたくなるんだ」
「じゃあ、今度は私が質問していいですか?」
「いいけど……」間宮が考えこむような表情をしたので、
(自分のことを訊かれるのは嫌いなのかな?)とまどかは不安になった。
すると、間宮は微笑んでこう言った。
「もし時間があるなら、食事しながら質問をしあうっていうのはどう?」

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