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26話 綺麗になるために



翌日の午後——。まどかと奈緒は、桃子のショッピングに付き合って、
銀座の街を歩いていた。
桃子の両手には、すでに戦利品の紙袋がいっぱい。
サマンサタバサのグリーンのバッグ、それに合わせたベージュのワンピース、
秋の新色のアイライン、レースをたくさん使ったラ・ペルラのランジェリー。
「ランジェリーに6万も出すなんて……」
奈緒は、桃子の無計画なお金の使い方に呆れて言った。
「下着が一番重要でしょ」
桃子は逆に、ランジェリーを軽視する奈緒に呆れた。

『優一郎を、本気で私に惚れさせてみせる』
まどかは、桃子の『涙の決意』を思い出した。
この買い物は全て、優一郎の気を惹くためなんだろう。
そう思うと、少しいじらしい。
桃子は奈緒に、ランジェリーの重要性を説明している。
「ランジェリーが大切っていうのは、いやらしい意味だけじゃないのよ。
私は素敵なインナーを身に着けている……そう思うと自信が湧いてきて、
しぐさや立ち振る舞いも優雅になるんだから」
それを聞いたまどかは思った。(今の桃子には、自信と余裕が必要なのかも
しれない……洋服やランジェリーの力を借りてでも)

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