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17話 ピアスの言い訳



優一郎は首をかしげた。
「クリーンサービスを頼んだばかりだから、
そのスタッフが落としたのかな?」
その態度が自然だったので、桃子の心は軽くなった。

月曜日のランチタイムは盛り上がる。
週末の出来事を、お互いに告白しあえるからだ。
「ピアスが落ちるかなあ? イヤリングならともかく……」
奈緒は、ストレートに意見を言った。
まどかは、優一郎の言動を怪しいと思いつつも、
「掃除をしててたまたま、ってこともあるんじゃない?」
とフォローした。
当事者の桃子は、余裕のある微笑みを二人に向けた。
「いいの。ピアスの持ち主が、クリーンサービスの人か、
他の女か、なんてそんなこと問題じゃないの」
桃子も、優一郎を全面的に信じている訳ではないようだ。
「それよりも、言い訳をしてくれたっていう事実が嬉しいの。
だって、開き直られたらどうしようもないもん」
「……桃子って、考えて恋愛してるよね」
まどかは、尊敬の眼差しで桃子を見つめた。

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