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14話 奈緒の決意



銀座のカフェテラスで、まどかと奈緒はブランチを取っていた。
まどかは大きなあくびをした。「昨日、森谷さんと朝まで……」
「朝まで!?」奈緒が、好奇心全開で身を乗り出す。
「ビリヤードとダーツしてた」
「……なんだ」
奈緒の好奇心を満たすような展開にはならなかったけれど、
さすがテレビ局ディレクター。森谷とのデートは楽しかった。
「金曜日とは言っても、さすがに朝までっていうのは疲れるねー」
まどかはコンパクトを取り出し、肌荒れをチェックしながら尋ねた。
「で、奈緒はどうなった?」
奈緒は答えず、ため息をついた。
そして、バッグからたばこの箱を取り出し、両手で潰した。
「……私、たばこ止める」
たばこが原因で、奈緒が磯貝に嫌われたことを聞いたまどかは、
「でも、タクシー代もらって帰ったんでしょ。良かったじゃない」と笑った。
「それって全然フォローになってないよ」奈緒は唇を尖らせた。

その頃、桃子は優一郎に会うため、六本木ヒルズのマンションに向かっていた。(週末を一緒に過ごそうなんて、本当に恋人だと思ってくれてるんだ)
桃子の心は弾んでいた。

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