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8話 いい男は「固まり」でいる



桃子と優一郎が付き合うことになったことを知り、奈緒は考え込んでいた。
『恋愛は生モノ。新鮮なうちが勝負です』
という雑誌の記事を、真剣な顔つきで見ている。
「大学卒業と同時に恋人と別れて、それ以来、2年半もシングルだよ。
今年のクリスマスこそ、彼氏と過ごしたい!!」
奈緒の願望を聞いて、まどかは自分の恋人いない歴が、
もうすぐ1年になるのだと気付いた。

この1年間、いいなと思える人に出会えないまま、月日が流れた。
この間の西麻布で、いいなと思える男性が1度に2人も現れたのは奇跡的。
「いい男って、”固まり”でいるんだね」
まどかが呟くと、奈緒もうなずいた。
「同じレベルの男が集まるから、固まりになるのね」
そう言えば、まどかの会社の男性社員たちは、みんな雰囲気が似ている。
医薬を扱う営業マンたちは、いつもドクターに気を使っているせいか、
どこか疲れている。
恋をしたいと思うような男性には、社内でお目にかかったことがない。
だからこそ、今回の貴重な出会いを逃がしたくない!
まどかは、今夜の森谷と食事の約束を思い出し、緊張を感じた。
奈緒も今夜は、磯貝と表参道で会うことになっている。

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