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Good-by ダーリン-5



そんなことを考えていると、いきなり顔に強い光が
当てられた。
「誰っ、まぶしい!」
目が慣れるまで、正面に誰が来たのかわからなかった。
「なんだ、純平か」
「すみません、ちょっと桂先輩借りられないかと思って」
わたしは返事をしなかったが、みんなに押される形で
純平と2人きりになった。

「何よ、用事って」
「いや、その、元気でいるかなと思って」
わたしはかすかな灯りの元で、純平の横顔をそっと見つめた。
やはりもう愛していない。安心したような落胆したような気分だ。
来たときは、不意打ちを受けて動揺したのだ。
今の彼は明るくて軽めの、まぎれもなく「まだ大学生」の「後輩」だった。



「ぜんぜん元気だよ。そっちはどう? 卒業とか就職とか」
「やっと今年卒業はできそうだ。職はとりあえず
イベント会社の契約社員」
「おめでとう、よかったね」
「うん……それでさあ、桂。おまえもう、オレのことキライ?」
わたしはうんざりして、ため息をついた。
「キライじゃないけど、もう男としては見れない」
「ひどいな」
「何いってるのよ。あんたもう松岡と付き合ってるくせに」
純平の横顔が「やられた」という感じでゆがんだ。
「わからないわけないでしょう。あんた、やることがワンパターンすぎ」

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