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Good-by ダーリン-3



荷物を自分のバンガローに置くと、オリエンテーションを兼ねた
昼食の時間になった。おにぎりと飲み物が配られ、
幹事から今後の段取りや注意事項を聞かされる。
その間も、純平にチラチラと視線が走ってしまう。
わたしはまだ彼のことが好きなんだろうか。自分でもわからない。

食事を終えると1年生をのぞいた全員が自由時間となった。
海で泳いだり、日焼けに励んだり、みんなは思い思いに遊んでいる。
わたしも水着に着替え、松岡たちと波打ち際で子どもようにふざけまわった。
終わるとキャンプ場のホースの水を、そのまま頭から浴びて髪を洗う。



夜は学生が作ったカレーを食べながら、大いにはしゃいだ。
食事が終わると手持ち花火を楽しみ
ながら、延々と果てしのないおしゃべり。
特にOGOBが集まってする遠い日の
打ち明け話や、暴露話は強烈だ。
「今だからいうけどさ、純平って一時期は光子とも付き合っていて……」
案の定、元彼の浮気の話も
たくさん出た。



でも不思議なことに、怒りも悲しみも湧いてこなかった。
付き合っていた頃は、何度も取り乱し泣き喚いたというのに。
今は逆に、好奇心から当時の裏話をもっと聞きたいとさえ思っている。
もう恋心は散り果ててしまったのだろう。そのことは、やはり少し寂しい。

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