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case17 箕輪あつこ 社会人2年目〜

高校・大学と、第一志望のところに行って、
会社も希望通りのところに入った。
希望通りの部署に配属されて、
希望通り仕事にもだんだん慣れてきた。
入社から2年。いや、生まれてから24年。
希望通りの道を歩んできたと思う。
上司や先輩には時々厳しいことを言われるけど、
わたしのことを育てようって思ってくれているからだし、
時々一般職の女の子や、同期たちからやっかみを言われるけれど、
そんなに気にもならない。
会社でだけ仲のよいフリができていれば、それでいい。

この間、中学の同級生だったミチコと、
渋谷でばったり会ってしばらく話し込んだ。
ミチコは高校を卒業した後、地元の会社に就職をして、
長年付き合っている彼氏と地元で同棲生活を始めたらしい。
人懐っこい表情も、落ち着きのないしゃべり方も、
中学時代そのままだ。
彼女は別れ際、わたしにこう言った。
「あっこちゃんも、大人になったね」

大人。確かにそうかもしれない。
言い訳することより、責任を取ることを学んだし、
主張するだけじゃなく、周りと調和することを覚えた。
好きな人が出来て、好きな人と別れるたび、
「もうこんな思いはしたくない」そう思った。
好きな人が視界に入るだけで幸せだった、
片思いの仕方をもう忘れて、自分が傷つかない恋愛を覚えた。

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