お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

case12 長谷文子 長谷文子 社会人10年目〜

幸せに年をとりたい。
きっと誰だってそう思っているはず。

「あやちゃんもフケたよねぇ」
もう7年も付き合っているわたしの彼・坂東正樹は、
日経新聞から目を離すなりこういった。

「そんなのお互い様じゃない」
わたしが少しすねたようにつぶやくと、
「これからもっとしわも増えて、
いろんなところがたるんでくるんだよ」
と正樹は言った。

「正樹だって、どんどん腹が出て、
顔を油でテカテカさせた親父になるんだよ。
・・・・・・いっとくけど、すでに加齢臭漂い始めてるからね」
これを聞いて、正樹はうれしそうに笑った。

「あやちゃんがふけていくのを、
一番近くで見させてくれないか?」

これが彼のプロポーズだった。驚いた。
プロポーズ自体じゃなくて、
その言葉もシチュエーションもフツーだったからだ。

某おもちゃメーカーに勤めている彼のことだから、
ウルトラマンの格好でもしてプロポーズしてくるような気がしてた。

彼は小さいながらも、発想がおもしろいとファンの多い
おもちゃメーカーの企画課で働いている。

彼が入社してから、どんどん成長を続けている会社だ。
大手おもちゃメーカーが、彼を引き抜こうとしたときには、
「好き勝手やれる今の会社がいい」と言って、断った。

お役立ち情報[PR]