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case3 佐多ちあき 〜社会人1年目

クリスマスの時期は自殺者が増加するという。
街を歩けば、浮き足立つカップルたちに、
下を向いて歩きたい気分を邪魔するイルミネーション。
そして至る所から聞こえてくるジングルベル。
あー、なんかすっごい納得できる。
今年はその数がさらに増加するに違いない。

そういうわたしも、23、24、25と、
無意味に並ぶカレンダーの赤い文字が恐ろしい。

「今年のクリスマスは実家に帰るの?」
美咲から、クリスマス前恒例のメールが来る。
「帰れない。だって我が家には、無駄に立派なプラズマTV……」

実はわたしの部屋にあるのはプラズマTVだけじゃない。
すご録にCATV、さらにホームシアターセットがある。
そして実家は鳥取県。

「一人の時間を充実させるしかないもんねぇ、ちあきは」
と憎たらしいメールが帰ってくる。むぅぅぅぅ。
「クリスマスは時田さんと……(*^^*)」送信。
「何? 何? 進展あったの?」
「ハワイのお父様が持っている
プライベートビーチ付きの別荘で過ごすの。ホホホ」
「……(− −メ)妄想か。メアドくらいは聞いたの?」
「キイテマセン」

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