物事を要領良くこなす合理的な人に対して、仕事がテキパキできて、周りからの信頼も厚いというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?
しかし、実際にはメリットばかりではなく、デメリットも存在するようです。周囲から評価される人になりたいのであれば、それらを理解した上で彼らの良いところをまねすると良いでしょう。
今回は、合理的な人の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。
■合理的な人ってどんな人? 言葉の意味
そもそも「合理的」とは、^論理的で無駄が少なく効率が良い様子^を指します。
つまり、「合理的な人」とは、^自分の偏見や感情に左右されることなく、冷静に筋道を立てて物事を進められる人^のこと。
柔軟な考えを持っていて効率性も重視するため、落ち着いてトラブルを対処できたり、時間や労力を最小限にして目標達成できたりするでしょう。^優秀な人が多く、リーダー的存在になりやすい傾向も^。
ただし、感情に左右されない一方で、人間味に欠ける一面があり、やや冷たい印象を持たれがちなところもあるようです。
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■合理的な人の特徴
ここからは、合理的な人の特徴をそれぞれ見ていきましょう。
◇(1)感情のコントロールが得意
合理的な人は、^感情のコントロールが得意な人が多い^です。
感情的になると正しい判断ができなくなり、ミスやトラブルが起こりやすくなってしまいますよね。
合理的な人ほど、自分をコントロールすることの重要性を知っているため、常に冷静でいられることが多いのです。
◇(2)効率を重視する
合理的な人は^効率の良さを大事にするため、無駄と思ったことは徹底的に排除しようとする傾向^があります。
時にプロセスより結果を重視することもあるので、仕事面では周囲との間に意識のズレが生じてしまうケースもあるかもしれません。
◇(3)問題解決が得意
^問題やトラブルなどの解決が得意なことも合理的な人の特徴^です。彼らは頭の回転が早く、情報分析能力に長けている傾向があります。
問題が生じた時に、どの手段が最適で効率的なのかを瞬時に判断できるスキルを持っているのです。
◇(4)決断力がある
^決断力があるのも合理的な人の特徴の1つ^。彼らは時間の浪費を嫌うため、どのルートが最短なのかを瞬時に判断するのが得意でしょう。
あまりにも決断が早いため、物事をあまり深く考えていないように見えることもあるかもしれませんが、情報収集と分析を同時に行うことができる情報処理能力の高さ故なのです。
◇(5)行動が早い
合理的な人は、^思いついたらすぐ行動したいと考えるタイプも多い^です。効率を重視するため、目標までの手段が決まるとすぐその場で動き出すことも。
彼らにとっては時間と手間を削ることが最重要であるため、周りの意見すらも気にしない様子を見て、思いやりがなく、せっかちな性格だと思う人もいるでしょう。
◇(6)自己分析ができる
合理的な人は^今までの行動や失敗、これからの動きなどを自己分析することが得意^です。つまり、物事を客観的に捉えるスキルを自分自身にも活用しているといえます。
自分の強みや弱みが分かっているため、力を注ぐべきタイミングや注意するべきポイントを把握して、自身の成長につなげられる人が多いでしょう。
◇(7)他人の意見を聞かない一面も
合理的な人は、^他人の意見に耳を傾けられない一面も^。彼らには、常に自分が合理的で最良の選択を取っているという自負があるのでしょう。
他者から反論された場合、急に機嫌が悪くなることもあるかもしれません。それだけ、合理的な人はと^自分の選択に自信を持っている^のです。
■合理的な人は嫌われる? メリットとデメリットとは
論理的で能動的なスキルを持っている合理的な人。周りからの評価も高い傾向がありますが、実はデメリットもあります。以下で詳しく見ていきましょう。
◇メリット
合理的な人のメリットは、^目標まで最短でゴールできるスキルを持っていること^が挙げられます。
最善な行動を素早く判断できるため、仕事において安定的な成果を出し続けられる傾向があるでしょう。
合理的に動くことで、時間に余裕が生まれたり、想像以上の成果を出せたりするため、^周囲から信頼されている人も多い^です。
◇デメリット
^合理的が故に人間味がなくなることは彼らのデメリット^といえます。
無駄をなくし効率化を重視するため、周囲の人が抱く感情をあまり気にすることなく行動しがち。
仕事に対して融通を利かせたり、脇道に逸れたりすることを嫌うので、^同僚や部下からするとドライな印象を持たれてしまう傾向^があります。
■合理的な人になる方法
合理的な人は、頭の回転が早く決断力があるため、周囲からの信頼も厚い傾向があります。
彼らのようになるにはどのようなことを意識すればいいのでしょうか。以下で解説していきます。
◇(1)感情に左右されないことを心掛ける
合理的な視点を持つためには、^自分の感情に左右されないことが大切^です。怒りや焦りといった感情は、物事を決める上で冷静な決断を妨げる要因になります。
突発的なトラブルやストレスの蓄積などがあっても翻弄されることなく、冷静で客観的な視点を養うことを心掛けてみましょう。
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◇(2)計画性を持って物事に取り組む
合理的に動くためには、^ゴールから逆算しながら計画性を持って物事に取り組むことが重要^です。
つい思いつきで行動すると、時間がかかってしまったり、無駄な作業に気づかなかったりしてしまいますよね。
効率良く進めるためにも、^日々の進捗にも気を配りながら、こまめにスケジュールを調整することを意識してみましょう^。
◇(3)柔軟な考えを持つ
合理的な人になるには^柔軟な考えを持つことが大切^です。
計画を立てることも必要ですが、時には予定通りに物事が進まないこともあるはず。そんな時は^臨機応変に対応することを意識してみてください^。
常に新しい情報に触れたり、自分の行動を振り返ってみたり、時には異なる価値観を取り入れてみたりするのも良いでしょう。
■合理的な人ほど自分を客観的に見ている
合理的な視点を持つ人は、効率的に行動ができるため、仕事やプライベートにおいても信頼感がある存在といえます。
しかし、度がすぎると人間性が失われて、周囲にドライな印象を与えてしまうかもしれません。
適度に他者にも気を配り、協力する姿勢を大切にしながら、合理的な判断ができる人を目指してみてくださいね。
(#Lily_magazin)
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