人生で初めての恋人……であればいいのですが、20代以上にもなれば今の恋人が2人目、3人目などという方も多いでしょう。
そこで問題になってくるのが「過去の恋愛話」で御座います。
「前の彼女はこうだった」とか「前の彼氏はこうしてくれた」とか、一緒に過ごしている中でそんな話をついついしてしまうこともあるかもしれません。
また自分からは口にしなくても「前の恋人ってどんな人だった?」と相手に聞かれることもあるでしょう。
それでは「昔の恋人」について話すのは果たして良いことなのでしょうか。今回はそんな「昔の恋人の話」について解説させていただきます。
■本来、過去の恋愛のことは話さない方がいい!
昔の恋人について”話しても良い場面”があることは否定は致しません。
しかし^”話しても良い場面”^はあっても^”話した方が良い場面”^は無いと言っていいでしょう。ですので、昔の恋人について話すのは”ハイリスク・ローリターン”の危険な行動で御座います。できる限り、^話さない方がいい^でしょう。
■過去の恋愛について話すことの危険度をシーン別に解説
それでは具体的にどんな場面が特に危険で、どういったリスクを伴うのかを、デートでの会話文と共に解説させていただきます。
◇(1)元恋人と比較して、相手を褒める【危険度★★】
例えば、下記のような発言が当てはまります。
*「すごい! こんなことまでしてくれるの!? これまでの彼氏は、誰もこんなことしてくれなかった」*
昔の恋人と比較して今の恋人を褒めるのは、一見すると良い方法に思えるかもしれません。言った本人からすれば「あなたはこれまでで最高の恋人」というような意味を伝えたいことは分かります。
しかしそんな場合でもやはりこれは危険。「俺って最高なんだ」と喜びつつも、同時に^「そう言えば元彼がいるんだよな……」^という現実に直面してしまいます。
その瞬間はうれしくとも、後々になってそれが足を引っ張ってしまうので、褒める場合でも過去の恋人のことは言わない方がいいでしょう。
◇(2)過去の恋愛について自分から話し始める【危険度★★★】
下記のような発言も要注意です。
*「そういえばこの水族館、高校の頃に付き合ってた彼女とも来たな」*
相手に聞かれてもいないのに、自分から昔の恋人に関して話すのは、あらゆる状況においてNGな行為で御座います。
どのような意図で言ったにせよ、相手に^「この人はまだ昔の恋人のことを引きずっているんだ」^という印象を与えてしまうことでしょう。
◇(3)相手を非難しながら話す【危険度★★★★★】
危険を通り越して即死レベルに危険なのが「相手を非難しながら話す」で御座います。例えばこんな発言が当てはまります。
*「なんでこんなこともしてくれないの!? 前の彼氏はしてくれたよ!?」*
相手の言動に対して非難している時点で険悪な状況なわけですが、そこに昔の恋人の話をしたら^「じゃあ俺と別れて、そいつともう一度付き合えば?」^となるのは避けられません。
数あるシチュエーションの中でも、これほど最悪な状況は他にないでしょう。逆にいえば「このけんかで相手と別れよう」と思っているような状況では、有効に働くかも(?)しれません。
◇(4)相手に質問されて答える【危険度★〜★★★★】
最後に、最も問題になるのが「相手から聞かれた場合」でしょう。例えば相手から、下記のように投げ掛けられることがあります。
*「前の彼氏はどうだった? 気にしないから教えて」*
後ほど詳しく説明しますが、この^「気にしないから」は嘘^で御座います。100%気にしていますので、この場合でも気軽に話すのは危険でしょう。
■過去の恋愛について聞く心理とは?
昔の恋人の話なんて争いの種にしかなりませんので、話さないに越したことは御座いません。
しかし、非常に困ったことに、我々はついついそれを聞いてしまうのです。聞いたところで嫌な気分にしかならないのに、それでもなお聞いてしまう。これはもう人間の本能的な心理といえるでしょう。
^人間は「不確定」を恐れる生き物^なので御座います。99%良くないものだろうと感じていても、分からないという状態に耐えられずついついその深淵に触れてしまう。昔の恋人のSNSをついつい見てしまうのも同じで御座います。
そんなものを見ても嫌な気分にしかならないのに、それでも不確定に耐えられず見てしまうのが、人間という生き物なので御座います。
■【相手が気にしていること別】過去の恋愛について聞かれた時の対処法
「昔は昔。そんなの気にしないから教えてよ」
嘘です。断言しますが嘘です。いたずらをした子どもに先生が言う「先生、怒らないから正直に言いなさい」くらい嘘です。
おそらく今これをお読みの方の中には「私は本当に気にしないけどなぁ」と思っている方もいらっしゃることでしょう。嘘です。ご自覚ください。気にしない方はそもそも気にしていないので、こんなことを聞きません。
^聞いた時点で気にしているのです。^
ですので、恋人から過去の恋愛について聞かれたら^「相手は気にしている」^という前提で対応するのがいいでしょう。
それでは、相手は具体的に何を気にしているのでしょうか。対処法も併せて紹介します。
◇(1)昔の恋人を引きずっていないか
ダントツで多いのが「未練」でしょう。^昔の恋人に未練がないかを気にしている^ので御座います。
この場合は未練がないことをアピールするためにも、昔の恋人に関する話は^「あー、そういえばそんな人もいたな」^くらいのテンションでするといいでしょう。
また、聞いている側は不安になっているので、その後すぐに相手へのフォローを入れるのもお忘れなく。
◇(2)自分が彼氏・彼女として正しい振る舞いができているか
自分に自信がない方は、^昔の恋人と比較して、自分が劣っていないか不安^になり、過去の恋愛について聞いてしまうことが御座います。
この場合は「貴方は恋人として最高である」ということを伝えようとして、「昔の恋人はこういうとこがダメだった」というようなことを言ってしまいがちですが、これは良くありません。
自信がなくて聞いている方は「ってことは、私に対してもいろいろ思うところがあるんだろうな……」と悪い想像をしてしまいます。^素直に、今の恋人を褒める^だけでいいのです。
◇(3)自分の方が優れているか知りたい
これは男性に多い傾向ですが、^昔の恋人よりも自分の方が優れていると思いたくて、^過去の恋愛について聞いてしまうことが御座います。
このタイプは最も簡単な相手でしょう。^「貴方は最高」「こんなの初めて」^的なことを言っておけば簡単に喜びます。
ただし扱いが簡単とはいえ、面倒くさいのもまた事実。あまりにもしつこいようならば「そういう話、好きじゃない」とくぎを刺しておくのも有効で御座います。
■【結論】寿司屋でトイレの話をするな
寿司屋の大将は皆さまの寿司を握る前にトイレに行っています。
大将も人間なのですから、それは当然のことでしょう。「大将はトイレに行かない」なんて思っている人間はこの世にはおりません。
しかし、大将が寿司を握りながらトイレの話をしたらどうでしょうか。どう考えたって食欲減退、食べたくなくなるのは避けられません。
「昔の恋人」の話もこれと同じで御座います。20歳も過ぎれば、昔の恋人がいる可能性くらいは互いに分かっているのです。しかし分かっているからといって、それを^聞いたり話したりするのは、空気を壊すNG行為^なので御座います。
寿司屋の大将はトイレの話をしてはいけませんし、大将に「今日はトイレ行きました?」と聞くのもいけません。分かっていても聞かない・話さない方がいいもので御座います。
(ラブホの上野さん)
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