おおらかで落ち着いた印象を与えるベース顔さん。その一方で、エラが張るなど、輪郭にコンプレックスを持っている人もいるかもしれません。
実はベース顔と相性のいい前髪にするだけで、気になるフェイスラインをカバーしながら、大人かわいいスタイルになれるのです!
そこで今回はベース顔の特徴や似合う前髪、ベース顔の前髪ヘアカタログをイラストで分かりやすくご紹介します。
ぜひベース顔に似合う前髪を知って、自分にぴったりなヘアスタイルを見つけましょう!
■ベース顔の特徴とは?
エネルギッシュで親しみやすく、おおらかな印象を与えるベース顔さん。
ベース顔と聞くと「エラが張っている」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか? 実は、他にも自分がベース顔かどうか確認できる方法があるのです。
ベース顔の特徴を5つご紹介しますので、セルフチェックしてみてくださいね!
◇(1)エラが張っている
ベース顔の特徴は、^耳下からあごまでの間が張っていることです。^
鏡で自分の顔を見たときにエラが角張って見えたり、触ったときに骨が出っ張っていたりする場合、エラが張っていると言えます。
◇(2)あごが細くシャープになっている
^あごに丸みがなく、先が尖っているのはベース顔の特徴^です。手で触って、あごの骨が尖っていないか確認しましょう。
また、たとえエラが張っていたとしても、あごが四角く直線的な場合は、ベース顔ではなく八角形型と言えます。
◇(3)顔が横に広い
ベース顔は^顔の面積が縦よりも、横に広くなることが多い^です。眉から口までの縦の長さが1であるのに対し、両方の頬までの横の長さが2になるのです。
^縦1:横2の比率で顔の横幅が広くなるのが、ベース顔の特徴^と言えます。
◇(4)頭のハチが張っている
ハチとは、頭の頂点とサイドの間の部分のこと。手で触ったときに一番出っ張っている部分を指します。
^頭を手の平で包み込んだときに、ハチの骨が角張っているか確認してみましょう。^
◇(5)顔の形が直線的になっている
ベース顔は、^頭から顔にかけてのシルエットに丸みが少なく、直線的な印象^です。
おでこを出して髪の毛を耳にかけ、鏡で顔の形を確認してみましょう。
■ベース顔に似合う前髪の特徴
気になる部分をカバーしながら、ベース顔の良さをさらに引き立たせる前髪をご紹介します。
◇(1)長め前髪or前髪なしで縦のラインを出す
長めの前髪や前髪なしにしておでこを出すと、^顔の縦幅が強調され、横幅やエラ張りが気にならなくなります。^
ポイントは髪の毛がペタッとしないように、前髪の根元を立ち上げたり、毛先をコテで巻いたりすること。そうすることで立体感が出て、バランスの取れた美人顔になりますよ!
参考記事はこちら▼
美容師ライターの向井智美さんが、前髪のきれいな流し方とコツをイラストと共に分かりやすく解説します。
◇(2)斜めに流して小顔に見せる
ベース顔は顔が平面的に見えやすいので、^前髪を斜めに流しておでこを少し見せることで、奥行きが出て顔が小さく見えます。^
コテやストレートアイロンで軽く巻いて、柔らかさを出すのもおすすめ!
ヘアオイルで束感を出して、隙間からおでこを透けさせながら前髪を流すのも効果的ですよ。
◇(3)サイドバングで顔の角張りをカバー
サイドバングとは、前髪の横にある髪の毛のこと。^ここに髪の毛があるだけで、フェイスラインの角張りをカバーしてくれます。^
唇までの長さにして顔に沿わせたり、コテやストレートアイロンでハネさせたりするだけで、顔まわりに抜け感が出ますよ。
参考記事はこちら▼
美容師ライターの向井智美さんが、サイドバングの印象や魅力を解説。サイドバングが似合う人の特徴も紹介します。
▶次のページでは、ベース顔の方の前髪ヘアカタログを髪の長さ別に紹介します。
■【髪の長さ別】ベース顔の前髪ヘアカタログ
ベース顔のヘアカタログを髪型別、前髪あり、前髪なしに分けてイラストでご紹介します。
◇ベース顔ショート×前髪あり
ショートで前髪ありにするとかわいらしく、^ベース顔の魅力も相まって元気で明るい印象に仕上がります。^
前髪スタイリングのポイントは、束感を出しながら斜めに流し、顔まわりの髪を少し残して耳にかけること。そうすることで、輪郭に柔らかさを出すことができます。
トップはつぶれないようにふんわりさせてシルエットを丸く仕上げれば、キュートさが引き立ちますよ!
◇ベース顔ショート×前髪なし
前髪なしショートは、^大人っぽくフェミニンな雰囲気に仕上がります。^
前髪は口までの長さでカットし、毛先は後ろに流れるようにコテで巻くと◎。気になる骨格をカバーしながら、女性らしさを生かしたショートになりますよ。
後頭部がつぶれないように空気を入れながらスタイリング剤をつければ、横からのシルエットがきれいに見えます!
◇ベース顔ボブ×前髪あり
前髪ありのボブにすることで、^可憐でキュートなイメージに仕上がります!^
前髪はおでこが透けるシースルーバング、全体の長さはあごより下の長さにして縦幅を強調すると、気になる横幅の広さをカバーしてくれます。
ワックスを下から揉むようにつけてセットすると、きれいな丸いシルエットが完成しますよ。
◇ベース顔ボブ×前髪なし
前髪なしのボブにすると、^落ち着いた品のある女性に見せることができます。^
毛先はやや前下がりにカットして、トップは根元が潰れないように立ち上げます。
前髪はかき上げて片方を耳にかけると、直線的な輪郭のベース顔が柔らかく見えますよ!
◇ベース顔ミディアム×前髪あり
前髪ありのミディアムにすると、^女性らしい雰囲気をまとうことができます。^
前髪は軽さを出しながら斜めに流し、顔まわりは膨らませ、首のあたりでくびれさせると立体感を引き出せます。
コンパクトにまとめすぎず、動きを出してスタイリングするのがおすすめです!
◇ベース顔ミディアム×前髪なし
前髪なしのミディアムにすると、^色っぽい雰囲気に仕上がります。^
前髪はあごのラインでカット、顔まわりに沿わせながら毛先だけコテで軽く外ハネにさせると小顔効果も抜群です!
ヘアオイルやバームをつけてウエット感を出すと、旬なヘアスタイルが完成しますよ。
◇ベース顔ロング×前髪あり
前髪ありのロングにすると、^華やかな雰囲気になります。^
前髪はさらっと下ろして顔まわりの髪をコテで大きめにリバース巻きをすると、フェイスラインをカバーしながら、垢抜けた印象に仕上がりますよ!
全体はゆるく、ナチュラルに巻くのがポイントです。
◇ベース顔ロング×前髪なし
前髪なしのロングにすると、^エレガントな雰囲気に仕上がります。^
ストレートのままではなく、全体を巻いて曲線を出すと、骨格がカバーされて魅力が引き立ちますよ!
前髪やトップは、つぶれないようにカーラーで巻くのもおすすめです。
■ベース顔の良さを引き立たせる前髪に!
今回は、ベース顔に似合う前髪についてお伝えしました。
エラが張ることで、輪郭にコンプレックスを持つ方もいるかもしれませんが、行動的で芯が強く見えるというメリットもあります。
前髪を斜めに流したり、前髪なしにしたりするだけで顔の縦幅が強調され、フェイスラインをスッキリ見せることができます。
さらに顔まわりの髪にレイヤーを入れたり、巻いたりして立体感を出すことで、ベース顔に似合わせることもできますよ!
ぜひ自分に似合う前髪を手に入れてくださいね!
(文:向井智美、イラスト:あおやま)