ただ「貯めているだけ」では不十分!? “なりゆき”A子と“計画”B子でわかる 貯蓄・資産運用のポイント
同期入社のA子とB子は20代の仲良しOL。仕事もプライベートも順風満帆なふたり。今はあまり差がないように見えますが、将来のふたりのお財布事情には大きな差が……。
お給料は同じで、貯蓄している金額も同じ。なのに、どうして差ができてしまうのか? その差は、「中・長期を見据えた資金計画を立てていたかどうか」、「資金計画に合ったお金の置き所を選んでいたか?」にあったのです。
この先どうなるかはっきりしなくても、将来を見据えたお金の計画を
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少しずつ差がでる30~40代。マイホーム購入や教育費のやりくりは?
すぐに使うお金があるかもしれないからと預金中心に貯めてきたA子さんと、将来的にどれくらい資金が必要かをざっくりとでも把握したうえで資産運用をはじめたB子さん。
A子さんは、とりあえず貯まった貯蓄を目先の必要資金に充てているので、金利がほとんどつきません。
一方B子さんは、すぐに使いそうな資金は現金貯蓄ですが、少し先に使いそうな貯蓄は投資信託や保険を使って上手に運用できているため、値上がり益や金利が期待できます。
また、投資信託などについては、「NISA(少額投資非課税制度)」の活用がポイント。通常、投資で出た利益については、約20%の税金がかかりますが、NISAを使えば非課税になります。あまりリスクを取った運用をしなくても、税金を減らすことができれば手元に残るお金にも大きな差が出ます。
金利の違いでここまで差がでる?!お金の置き所を工夫しよう
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人生で一番お金がかかる!?老後資金準備で見るA子とB子の違い
マイホーム購入や教育費同様、現金のみで老後の生活費を積み立てようとすると、時間が限られているため金利の力が使えません。
老後の生活資金は、これからもっとも時間をかけて準備ができる資金のひとつ。じっくりコツコツで一番差がつくといっても過言ではありません。たとえば、「個人年金保険」を使うと、毎年積み立てた金額の一部が所得控除の対象となり、所得税・住民税を減らすことができます。また、長期で積み立てれば預金よりも増える可能性があり、「今」と「老後」でそれぞれメリットがあります。
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お金の計画を整理したうえで、特に「中・長期」の運用を工夫すると、手元に残るお金は大きく変わる!
3年後、5年後という目先の必要な資金に向けて『すべて現金』で貯蓄していたA子さんに対し、ライフプランを短期・中期・長期の3つの視点でとらえ、それぞれに合った方法で資金を準備・運用したB子さん。元手は同じでも時間をかけて資産成長が見込めるものを活用することで、お金を上手に増やしていくことができるのです!
2人の貯蓄計画の違いはどこ?
A子の場合 …とりあえず貯蓄は頑張っている!
B子の場合
…先のことは分からないけど、ざっくりと将来の必要資金を整理。当分先に使いそうなお金についても、置き所を工夫しつつ準備をスタート。
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