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恋とは何? 心理学・映画・文豪が語る恋の定義を解説

織田隼人(心理コーディネーター)

好きな人や恋人に対して心の底から恋をしていると言えますか? そう考えると、改めて「恋とは何?」と気になるもの。今回は、心理コーディネーターの織田隼人さんが、恋や愛、好きとは何かを解説。併せて、映画や文豪の言葉から見る恋の定義を紹介します。

映画やドラマなど、よく「恋」をテーマにストーリーが描かれることがありますが、結局のところ「恋」って一体何?

いざ「説明して」と言われたら、うまく答えられない人も多いことでしょう。

そこで今回は、男女780人のアンケートと専門家の意見から「恋って何?」というテーマについて考えてみました。

恋とは? 辞書が定義する「恋」の意味

まずは、「恋」という言葉を辞書で調べてみましょう。

一緒に生活できない人や亡くなった人に強くひかれて、切なく思うこと。また、そのこころ。特に、男女間の思慕の情。恋慕。恋愛。

(2008『広辞苑』第六版,岩波書店)

つまり、辞書が定義する「恋」は、相手との思いが通じ合っていない状態のこと。

それゆえの“切ない気持ち”は「恋とは何か」を考える上で、重要な感情となるのかもしれません。

好きとは何か

それでは、「好き」とは何なのでしょうか。「好き」は、心がひかれることや気に入ることを指します。

人に対して「好き」という感情を持つ時、そこには必ずしも恋愛感情が存在しているとは言えません。例えば友達のことを好きだと思うこともあれば、「あの先生は教え方がうまいから好き」のように使う場合もありますよね。

つまり「好き」は「恋」よりももっとカジュアルな感情を表しているのではと考えます。恋愛関係における「好き」は、「優しい人だな」「なんか話が合うな」と感じるくらいの小さな愛の芽ではないでしょうか。

愛とは何か

愛とは、相手を愛しく思ったりお互いに思い合ったりすること。

恋が一方的な感情でも成り立つのに対して、愛はお互いの思いが通じ合っている時に成り立つと言えるのではないでしょうか。

例えば、恋人から連絡が返ってこない時に「どうでもいいって思われてるのかな」と不安になるのは「恋」。連絡が返ってこなくても相手の気持ちを疑わず、恋人を信じることができるのなら、2人の間には「愛」があるということかもしれません。

参考記事はこちら▼

「性愛」なんて言葉もありますが、愛とは何なのでしょう? ラブホの上野さんが解説します。

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