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出会いをモノにする! 婚活の場で異性に好印象をあたえる、「愛されマナー」の心得って?

福島由美

石部千晶/六識

愛されマナーの心得

婚活パーティで「いいな」と思ってもらうために、いつもより身だしなみに力を入れる人は多いですよね。でも、なかなか次につながらない……。もしかしたら、外見にばかり気をとられ自分では気がつかないうちに相手をガッカリさせる「NGマナー」をしている可能性が。そこで、イメージコンサルタントの福島由美さんに、初対面で心がけたいマナー&好印象をつかむテクニックを教えてもらいました。

目指すは「さわやかで誠実な男性」&「キュートで家庭的な女性」

初対面の人同士が出会う婚活市場では、“気になる存在”になるための第一印象が大切。婚活の場では、“誠実で爽やかな男性”、“キュートで家庭的な女性”を求める人が多いので、そのような印象を持ってもらえるといいですね。外見だけではなく、話しぶりや会話の中からそういう部分をアピールしていきましょう。

ただし、相手に気に入ってもらおうと、自分を取り繕うのはNG。生涯を共にする相手を探す場で、あまり仮面をかぶるのはよくないです。あとで自分の首を絞めることにもなってしまうので、正直でいることが大切ですよ。

がんばりすぎは逆効果。出会いを遠ざけるNGマナーとは?

婚活パーティーで乾杯

婚活パーティの場で、パッと見たときの第一印象でタイプではないと思ったら、挨拶だけしてさっさと次に行ってしまうのはマナー違反。人としてどうなの? と思われても仕方がありません。そういう部分も、誰が見ているかわかりません。最低限のマナーとして、タイプじゃなくても、笑顔で2~3分は会話をするようにしましょう。そして当たり前ですが、初対面で下ネタや、ボディタッチは絶対にNG!

ほかにも、男性がやりがちなNGマナー、女性がやりがちなNGマナーがあります。

特に男性で、自慢話ばかりしてしまう人がいますが、女性がうんざりしてしまうのでよくないですね。同様に、自分の好きなことを話すときに、熱くなりすぎてしまうのも注意。聞いているほうは、ついていけないと感じてしまいます。

女性で多いのは、自分から積極的にいきすぎてしまう方。明るくて積極的なのはいいのですが、目立ちすぎるとイタイ感じになってしまいます。がんばり方を間違えてしまうと、相手に引かれてしまうことも。

また、女性側から子どもの話をするのもオススメできません。結婚したらすぐに子どもがほしいとか、子どもは何人ほしいとか、そういう話は男性が重く感じてしまいます。

家庭のビジョンが出るような話題は、初対面では控えたほうが◎。ですが、男性からそういう話をするのはアリ。女性には出産のリミットがあるため、焦ってしまう気持ちがどうしてもあります。男性のほうから話してあげると親切ですね。

1.婚活を制す、愛されマナーの具体的なポイント(会話編)

男女問わず、まずは共通点探しから。会話では、相手に合わせる心配りを

赤いブーケ

では、会話の愛されマナーを、具体的に紹介していきましょう。会話の中では、まず共感を得ることが大事です。

共感を得るための近道は、「お互いの共通点を見つけること」。共通点があると、自然と親近感が湧きます。共通点は、会社の場所が近いでも、年齢が一緒でも、なんでもOK。相手の日常も把握することができる「仕事に関する質問」は、共通点探しのきっかけとしていいですね。また、結婚相手に求める条件として、「価値観が似ていることも重要」です。

それをチェックするには、「休日の過ごし方」を聞いてみるのがベスト。休日の過ごし方を聞くことで、相手の趣味やライフスタイルが垣間見えます。「1日中家で映画を観るのが好き」とか、「外に出ないともったいない」とか、その感覚が同じ人がいいですね。

男性は「スポーツの話で“爽やかさ”」を、女性は「おっちょこちょいな話で“キュートさ”」をアピール

婚活パーティの場で目指すべき「爽やかで誠実な男性」、「キュートで家庭的な女性」を、会話の中でもアピールしましょう。

たとえば男性は、趣味でやっているスポーツの話をすると爽やかさが感じられます。スポーツをしていない人は、興味のあるスポーツ話でもOKですよ。誠実な人だと思ってもらうには、自分から相手に歩み寄る姿勢を積極的に見せることも大切。一生懸命話を聞きながら、共感しようとする姿が見られると“やさしいな”という印象になります。うなずいて聞くだけではなく、ときおり質問を挟むと「知ろうとしてくれている」と感じられてさらに◎。

女性がキュートさをアピールするなら、おっちょこちょいエピソードを披露しましょう。ちょっと失敗しちゃった話は、場が和むうえに、男性の印象に残るかも。また、料理が得意な人は、料理の話で家庭的な部分をアピールして。普段料理をしない女性は、自分から話すことはありません。料理のことを聞かれたら、「普段仕事が忙しくてなかなか作る時間がないんです」でOK。

次につなげるためには「全部を話しすぎない」ことも重要。ちょっとわからない部分があったほうが、“また会いたい”“気になるな”と思うのが人間の心理です。すべてを見せすぎず、ミステリアスな部分を残すようにしましょう。

愛されマナー(会話)のポイントまとめ

  • 会話の中で、まずは「共感」を得るよう心がけること
  • 「休日の過ごし方」を聞いて、相手の価値観を探れ! 似ていれば結婚相手として◎
  • 男性は「スポーツの話題」でさわやかさをアピール
  • 女性は「おっちょこちょいエピソード」でキュートさを演出
  • 次につなげるためには、ミステリアスさを残すべく「自分のすべてを話さない」

2.婚活を制す、愛されマナーの具体的なポイント(振る舞い編)

「視線のストライクゾーン」&「Vの法則」で好感度アップ!

視線のストライクゾーン

話す内容だけでなく、立ち居振る舞いも、よくも悪くも印象を左右します。たとえば話をするときにずっと目を見られていたら、威圧的に感じてしまいます。会話中、7:3くらいの割合で、目を見るようにしましょう。残りの3は、視線のストライクゾーン(両眉毛を底辺に、首もとに向けて作った逆三角形の顔の範囲内)を見るのがオススメ。範囲に含まれるのは鼻・口・頬骨などが含まれます。相手の鼻や口を見ていても、不思議と違和感を与えません。食事中は、途中で料理に目を向けてもいいですね。

複数で話をしているときの目線の動かし方も要注意。話の途中で目線を送る相手を変える際、パッと横に目が動いてしまうと「あなたとはもう話さなくていいです」という印象を与えてしまう恐れも。そこで有効なのが、「Vの法則」。目線を動かすときに、V字を描くように、一度目線を下に落としてから次の人を見るようにすると、嫌な感じをあたえずに目線を移すことができますよ。

聞き役に徹してしまいがちな人は、ジェスチャーが武器に!

パーティでは、人数が集まりすぎて窮屈になってしまったり、ほかの人とも話をしてみたいなというときなど、席を離れるときってありますよね。そういうときは“ここを離れるのは惜しい”“もっとあなたとお話ししたい”という雰囲気を残すことで、相手に不快な印象をあたえることなく、席を離れることができます。話が切れるタイミングで「まだまだお話を伺いたいんですが、ちょっと失礼いたします」という感じで、申し訳なさそうに離れるようにしましょう。「また戻ってきますね」とひと言添えるのもいいですね。

グループで話す場では、つい聞き役に徹してしまうことも。“話はしていないけれど気になる存在”になるためには、ジェスチャーが効果的。「すごーい」と褒めるときにちょっと手を叩くなど、“動き”があると、相手の視界に入ります。すると、「楽しそうな人だな」という印象になりますよ。また、女性にオススメしたいテクニックとして、「ちょっと首をかしげて相手の話を聞いている」。そうすると、柔らかい雰囲気になります。男性が求める結婚相手は、元気すぎるより女性よりも、癒しや安らぎのある女性。話すペースや動作も“ゆっくり”を意識しましょう。

愛されマナー(振る舞い)のポイントまとめ

  • 会話中、ずっと目を見つめ続けるのはNG。目7:それ以外3を心がけて
  • 目以外を見るときは「視線のストライクゾーン」に目線をおくようにする
  • 複数人の会話では、V字を描くように視線を動かす「Vの法則」が有効
  • 席を離れるときは、申し訳なさそうな雰囲気を演出
  • 聞き役にまわっているときは、ジェスチャーを武器にして「気になる存在」へ

がんばりすぎは要注意! 無理せず、普段の自分を見てもらおう

ブーケ

婚活パーティでは、外見だけでなく会話の雰囲気や立ち居振る舞いも重要。会話では、まず共通点を探すということがポイント!

外見は特別タイプでなかったとしても、話してみると意外と気が合うなんてことも。また、初対面で自分のことを知ってもらおうと一生懸命アピールしすぎると、逆に引かれてしまう場合があります。すべてをさらけ出すのではなく、謎な部分を残すことで、次につなげましょう。

会話中の立ち居振る舞いも、異性はしっかりチェックしています。好印象を残すための視線の使い方を駆使して、「気になる存在」の自分を演出して。そして何より大事なのは、基本は素直な自分でいること。一生を共にするパートナーを探しているのですから、等身大の自分を見てもらうことが、お互いのためですよ。

(監修:福島由美、取材・文:石部千晶/六識)

※この記事は2016年10月16日に公開されたものです

福島由美

女性を魅力的に変身させるイメージコンサルタントをはじめ、恋愛カウンセラーや人材育成など、幅広い分野で活躍中。多くの悩める女性の手助けをしてきた。また、「ビジネスでもプライベートでもモテる秘訣」「超一流のマナー・ホスピタリティ研修」などの講習や研修を全国で開催。著書には「やってるかもしれないけどやってはいけない 日本人のマナー」、「これが正解! 正解のない大人のマナー集」(共にブルーロータスパブリッシング刊)などがある。プライベートでは二児の母として、キラキラした毎日を過ごしている。

●オフィシャルサイト
 http://www.fukushimayumi.jp/

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石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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