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【トイアンナの婚活塾vol.5】いつも2回目のデートに誘われません。私に問題があるの?

トイアンナ

朝井麻由美

500名を超えるヒアリング実績と、ご自身の婚活経験から、独自の恋愛・婚活分析論を展開している、恋愛マーケッター・大人気ブロガーのトイアンナさん。婚活のお悩みを徹底的に分析し、ズバッとアドバイスします!

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お悩み相談

半年前からネット婚活を始めました。アプローチされてマッチングして、初デートに誘われる……まではスムーズです。だけど初デートのあと、2回目のデートに誘われたことがありません。1回会って終わるパターンが5回も続きました。気づいたら相手から連絡をフェードアウトされてしまいます。私の1回目のデートに何か問題があるんでしょうか? いつも2時間くらい食事をしながら、楽しくお話するくらいなのですが……。(伊豆の舞子/女性/34歳)

お悩みアドバイス

プロフィールと実際の自分とにギャップはないか?

会話アイコン何が問題なのかは、相談者の伊豆の舞子さんのデートを拝見しないと何とも言えないところがあるので、私とデートをして実際に確認させていただくのが一番なのですが(笑)、相談内容をもとにできる限り想像をしてみますね。

 

会話アイコンよろしくお願いします!

 

 

会話アイコンひとつは、もしかすると伊豆の舞子さんは、第一印象と実際に会った時とで、大きなギャップがあるのかもしれません。それで、会ってみて「何だか想像していた人と違うぞ」と相手に思われてしまうのではないでしょうか?

 

会話アイコンギャップって恋愛においては武器になることも多いですが、この場合はそうではないのですね。

 

 

会話アイコンネット婚活で事前にプロフィールを見ていて、実際に会うとプロフィールの印象と全然違う、といった類のギャップは、あまりいい方向には働きません。例えば、プロフィールには「趣味は料理やお菓子作り。休日はいつもお菓子を作っています♪」など書いてあって、ふんわり可愛い系女子のような印象だったのに、実際に会ってみたら「平日はいつも深夜まで働くバリキャリです」なんて新事実が出てきたらビックリしますよね。

 

会話アイコンなるほど。確かにそのプロフィールだけだと、相手の男性は「結婚したら、家庭的な専業主婦になってくれるかも……」なんて想像するかもしれませんね。それが実際は毎日深夜までバリバリ働いている女性だったら「想像していたのと違う!」と思われそうです。

 

会話アイコン商品を注文して開封したら、パッケージと違う商品が出てきたようなものです。かくいう私も、自分ではそんなつもりはないのに、ブログやSNSだけだと自分にも他人にも厳しいバリキャリの人に見えてしまうらしいんですよ。それで、「会うと意外とソフトなんですね」と言われて驚くことが多々あります(笑)。文字情報だけで人に与える印象って、案外自分では分からないものなんですよね。もし心配なら、親しい友だちに「このプロフィールと実際の私、何かギャップでもあるのかな?」と相談してみるのがいいかもしれません。

 

会話アイコンでは、会ってギャップを感じさせるようなところは、最初からプロフィールに書いておいたほうがいいのでしょうか?

 

 

会話アイコンそうですね。細かく書くことでアプローチしてくる人は減るとは思いますが、逆にそのプロフィールを見てアプローチしてくれた人なら、会った時にミスマッチを感じにくいはず。婚活はどれだけ多くの人にモテるかを競うゲームではないので、アプローチしてくる人が減ることは気にしなくても大丈夫ですよ。

 

相手に「楽しい」をどれだけ提供できている?

会話アイコンもうひとつ気になるのが、お相手に「会話がつまらない」と思われている可能性がありますね。伊豆の舞子さんご自身も「デートに何か問題があるのでしょうか?」とおっしゃっていますが、デートが続かない以上、問題はどこかに必ずあるのです!

 

会話アイコンつらい現実ですが、その問題に向き合わなければならないですね……!

 

 

 

会話アイコンそうですね。個人的には、伊豆の舞子さんの相談内容の「食事をしながら、楽しくお話する」の部分が気になります。特に受け身な人に顕著なのですが、なかなか相手と進展しない人は、デートのあとに「楽しくお話をした」という感想を抱くことが多いんですよ。

 

会話アイコン「楽しくお話をした」……。聞こえはいいですが、実際そうではないということでしょうか?

 

 

会話アイコン女性に限らず男性も、会話中ずっと沈黙して話を聞いているだけの人っていますよね。それで相手は、焦っていろいろな話をするわけですよ。「とっておきのすべらない話20選くらいしなきゃ!」と(笑)。一生懸命話して盛り上げて、今日はすごく疲れたなーと思って解散すると、「今日はいろいろお話できて楽しかったです」なんて連絡が来たりする。「話していたのはこっちだけだよ!」と思わず突っ込みたくなります(笑)。

 

会話アイコン男性はともかく、女性は黙ってニコニコして話を聞いていればいい、という言説もありますが、それはダメなのでしょうか?

 

 

会話アイコン女性は20代後半くらいから、「話していて楽しいかどうか」にすごく価値が出てくるのです。女性は話を聞いているだけでいい、男性が話して楽しませるべき、というのは、無料でお笑い芸人を雇っているようなものだと思ってください。「楽しかったデート」の中で、自分はその「楽しい」の部分をどれだけ提供できたかを考えてみましょう。楽しさを提供されただけになっていませんか?

 

会話アイコンなるほど……。ということは、デートが次に繋がらないのは、「男性側がサービスするばかりになって疲れてしまった」という可能性もあるのですね。

 

 

会話アイコンええ。とはいえ、自分から話をするのが苦手な人が、いきなり面白い話をできるようになるのはすごく難しいですよね。なので、面白い話を仕入れたり、面白い話し方を研究したりするよりも、深掘りする方法を学ぶことをおすすめします。相手が話しているときに、「それは何でそう思ったの?」「それ気になる! どういうこと?」「そのあと、どうなったの?」と、相槌を打ってどんどん話を繋げていく。合いの手名人になるんです!

 

会話アイコンインタビュアー感覚になるということですね!

 

 

 

会話アイコン相手がもっと話したいと思えるような相槌を打つことで、相手に「楽しさ」を提供するのです。これはコーチングなどのセミナーで学んでもいいですし、相槌が上手な友だちにコツを聞いてみるのもいいかもしれません。ただ、いずれにせよ想像の範疇を超えないので、伊豆の舞子さんにはゲストとしてお越しいただいて、今までどんなデートをしてきたのかをじっくりうかがってみたいです(笑)。

 

会話アイコンいつかこの連載の中で、そういう企画ができると面白いですね!

 

 

まとめ

1.プロフィールと実際の自分とのギャップに注意!

2.デートで「楽しませてもらう」だけはNG!

3.会話を盛り上げる、合いの手名人になろう!

(朝井麻由美)

※この記事は2016年10月08日に公開されたものです

トイアンナ (コラムニスト)

慶應義塾大卒。P&Gジャパン、LVMHグループで合わせて約4年間マーケティングを担当。その後は独立し、主にキャリアや恋愛に関するライターや、マーケターとして活動。著書に『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』や『モテたいわけではないのだが ガツガツしない男子のための恋愛入門』などがある。

●ブログ「トイアンナのぐだぐだ」
http://toianna.hatenablog.com/

●Twitter
https://twitter.com/10anj10

●公式サイト
https://renaijuku.co.jp/

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朝井麻由美

ライター・編集者。著書に『「ぼっち」の歩き方』、『ひとりっ子の頭ん中』。
Twitter:@moyomoyomoyo

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