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1杯“2500円”! 「伝説のコーヒー」が数量限定で上島珈琲から発売!

 出勤の前に、仕事中に、仕事の合間に……など、働く男女にとって欠かせない飲料と言えば「コーヒー」ですよね。今ではコンビニコーヒーをはじめ、海外の有名コーヒーが日本に上陸を果たすなど、味や品質にこだわったものが続々と増えています。

そして世間がコーヒーブームに沸く中、UCC上島珈琲から、なんと1杯2500円(!)もする「超プレミアム」なコーヒーが数量限定で発売されるそうです。

1杯2500円もするコーヒーなんて、どんな味がするか気になる……! と思っていたところ、メディア向けに試飲会をするとのこと。そうとなれば話は早い。さっそくプレミアムなコーヒーの味を確かめに行ってきました!

ルイ15世も愛したコーヒー「ブルボンポワントゥ」

伝説のコーヒーだと同社が力説するこちらのコーヒー豆、一体なにが「伝説」なのでしょうか? その理由はブルボンポワントゥが誕生した18世紀にまで遡ります

のちにブルボンポワントゥの元となる木の苗がブルボン島(現レユニオン島)に持ち込まれたのは18世紀ころ。当初、22本届く予定だった苗は、港に着くころにはたった2本しか生き残ってなかったといいます。

しかもその2本の苗は、従来のコーヒーの木とは「樹形」、「葉のかたち」がちがっていたとか。そこで島の名前をとり「ブルボン品種」と名づけられました。しかし3年後……残念なことに苗は1本だけになってしまいます。

22本から2本、そしてとうとう1本へ。動物であれば絶滅してるところですが、コーヒーは自家受粉ができる植物です。そのため残った1本の木は自家受粉を繰り返し、数を増やしていきました。そう、これが「ブルボンポワントゥ」……といいたいところですが、まだちがいます。「ブルボンポワントゥ」は、こうして増えた木の種が突然変異して誕生しました。つまり、サバイバルした品種が突然変異した、まさに奇跡がつづいて誕生した品種が「ブルボンポワントゥ」なのです。

そして奇跡は誕生秘話だけにとどまりません。コーヒーとしての味は「類稀で香り高く、独特の甘い風味」として、文豪バルザックやルイ15世を魅了したといいます。しかし残念なことに、度重なる災害により、1942年の輸出記録を最後に、「ブルボンポワントゥ」の栽培は途絶えてしまいます。

UCCが伝説のコーヒーの復活に成功!

「じゃあもう飲めないのか」とガッカリした読者の方! ご安心ください! 一度は姿を消した「ブルボンポワントゥ」ですが、UCC上島珈琲が島内に残る木より復活の元となる“マザーツリー”を発掘し、7年もの歳月をかけ再生に成功しました!

こうして見事復活を遂げた伝説のコーヒー豆は、2006年に初収穫され、翌年に初めて発売されます。以来1年に1回だけ、同社から豆とコーヒーが販売され続けています。そして今年は復活から10年の、記念すべきイヤーだとか。

伝説のコーヒーのお味は……?

さて、伝説といわれるゆえんが分かったところで、いよいよ試飲の時間です。私の前に置かれた1杯2500円のコーヒーカップに胸が躍ります。すぐにでも飲みたかったのですが、やっぱりまずは香りを確認。すると、ほろ苦い独特の香りがツンと鼻腔を刺激し、食欲ならぬ「飲欲」がそそられます。

欲望のままに一口飲むと、ぶわっと口のなかいっぱいに「甘さ」が……! 「あ、甘い」。これが「ブルボンポワントゥ」を飲んだ私の最初の感想です。そして甘さのあとは柑橘系に似た酸味が追いかけてきます。甘いながらもほどよく酸味が効いた上品な味。朝からこんな1杯を飲めたらその日は1日いい気分で過ごせそうだな~と思わせる味でした。

時を越えて現代に蘇った伝説のコーヒー「ブルボンポワントゥ」。ルイ15世も愛したその味は、UCC通販サイトまたは直営15店舗(※詳しくはHPをチェック)で味わえます! 1年に1回だけ販売されるレアなお味をぜひお見逃しなく!

UCCブルボンポワントゥ100g(豆)8,640円(税込み)

UCCブルボンポワントゥ100g(豆)8,640円(税込み)

■商品概要
品名:UCCブルボンポワントゥ100g(豆)
価格:8,640円(税込み)
開催期間:数量限定のためなくなり次第終了
販売店舗:UCCコーヒー博物館内 喫茶室「コーヒーロード」
※商品販売のほか、カフェメニューとして一杯2500円で提供
※詳しくはHPを確認ください
※カフェメニューとして一杯2500円で提供

(取材・文 マイナビウーマン編集部 梅津千晶)

※この記事は2016年09月30日に公開されたものです

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