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【朝ヨガ】夏の食欲不振を撃退! お腹の調子を整える「ラクダのポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

今の時期、食べ過ぎや飲み過ぎでもなく、ましてや風邪をひいたわけでもないのに、お腹の調子がいまいち……なんてことはありませんか? その原因は、「自律神経のバランスの乱れ」かもしれません。第16回の今日は、上体をほぐし、呼吸を深めることで自律神経に働きかける「ラクダのポーズ」を紹介します。

夏のお腹の不調を整える「ラクダのポーズ」とは?

猛暑の夏は、キンキンに冷えた室内に戻るとその涼しさにほっとしますが、実は、肌が感じる寒暖の差は「ストレス」のひとる正常なバランス機能を低下させ、さまざまな不調を引き起こします。人間はストレスを感じると「交感神経(興奮のスイッチ)」が優位になり、胃酸の分泌が減少、胃腸の活動が低下することから、食欲が落ちてお腹が重くだるい感覚に……。そこで、ラクダのポーズは、自律神経に関わる“背骨・呼吸”にアプローチ。背中をしならせることで滞りやすい血流や気(生命エネルギー)を促します。さらに、胸のまわりや喉など呼吸を深めるための部位をほぐして、「副交感神経(リラックスのスイッチ)」をオン。胃腸の働きを活性化して、全身の機能を底上げします

「ラクダのポーズ」手順

(1)両ヒザを腰幅程度に開き、ヒザ立ちになる。

(2)両足のつま先を立てる。息を吸いながら胸を開き下腹を引き締めたら、片手ずつかかとをつかむ。

(3)背側で肩甲骨を引き寄せたら、さらに胸を開き、下腹をゆるませないようにしながら、腰を前に押し出すと、アーチ状に上体がしなる。このまま3~5呼吸キープ。

※ポーズの注意点

後屈系のポーズは、腹圧がゆるむと腰に負担がかかるので、しっかりと下腹を締め、胸を天井方向に押し上げるようなイメージで後方にしならせましょう。

応用編 :つま先を下ろすバージョン

基本の手順(3)で余裕がある人は、つま先を床に下ろし、足の甲で床を押すと、さらにポーズが深まります。ただし、腰を痛めやすいので無理は禁物!

本日のレッスンまとめ

このポーズは長時間のデスクワークで猫背気味の人にも◎! 全身をダイナミックにストレッチすることで姿勢を美しく整えます。また、夏のダルさの解消し、頭の中を爽快にしてくれますよ。

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

※次回は9月11日(日)更新予定。お楽しみに!

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

※この記事は2016年08月28日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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