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ポリ袋レシピで時短&光熱費の節約? 簡単すぎる夏のダイエットカレー

須賀いづみ(フードデザイナー/フードライター)

女子は欲張りな生き物です。ダイエットもしたいし、節約もしたい! とはいえ、ダイエットフードって高いものが多いですよね……。だったら自分でダイエットメニューを作りましょう! 節約もダイエットもかなって、その上おしゃれという夢のようなレシピをフードデザイナー須賀いづみがご紹介します。

夏に急にカレーを食べたくなることってありませんか? 「食べると余計暑くなりそう……」と思いつつ、カレーの香りがふわっと漂うと食欲が出てくるから不思議です。スパイスがたっぷり入っているカレーは、食欲が落ちやすい夏にも食べやすく、実はダイエット効果の高いメニューなんです。しかし、カレーをグツグツ煮込む時間や、食べ終わった後の鍋を洗うことを考えたら、家でカレーを作るのは少し憂鬱……。つい、「外に食べに行っちゃおうかな」と考えてしまいがちじゃありませんか。しかし、外食を減らしてお家ごはんを楽しむことは、節約生活の基本です! 今回は煮込み時間をかけることも、カレーのこびりついた鍋を洗う手間も省いた、お手軽にカレーを作る方法をお教えします。

カレーもサラダもポリ袋につけこむだけで完成

今回、節約をかなえるためにオススメの調理法が「ポリ袋調理」です。食器や手を汚さないので、洗い物の量が格段に減り、光熱費の節約になります。また、袋内で真空に近い状態で調理ができるので、短時間で素材に味が染み込み、時間の節約にもなります。そして、なんといっても、袋の中に材料を入れてしまえば、そこから手を加えることがほとんどないので、手間がかからないのもうれしいところ♪ ポリ袋での調理をマスターして、日々のごはん作りでコツコツと節約していきましょう。

(ポリ袋に入れてしまえば、ほぼ完成です)

トマトも丸ごと袋にイン!

まずはサラダから仕込んでおきましょう。湯むきしたトマトをまるごとポリ袋に漬け込むだけの簡単メニューです。事前に作っておけば、味もより染み込みますし、冷蔵庫でキンキンに冷やしておいたトマトは、夏の暑い日には格段においしく感じます。また、トマトは低カロリーな上に、代謝を活発にして脂肪の燃焼を促す効果もあるので、ダイエット中のサラダにぜひ取り入れてください。

●ポリ袋につけ込む丸ごとトマトサラダ

〈材料/2食分〉

・トマト:中2個
・めんつゆ(2倍濃縮)30cc
・水60cc
・しょうがすりおろし:1/2欠片分
・かつおぶし:適量
・大葉:2枚(千切りにする)

〈作り方〉

1.トマトのヘタの反対側に十字の切り込みを入れる。
2.小鍋にお湯を沸かし、熱湯に1をくぐらせたら、冷水につけて冷まし、皮をむく。
3.2のトマトとすべての材料をポリ袋に入れ、空気を抜きながらポリ袋の口をしっかり結び、さらにポリ袋をもう1枚重ねて、こちらも空気を抜きながらしっかり結ぶ。※ポリ袋はビニールタイプではなく、高密度ポリエチレンを使用すること
4.袋のまま冷蔵庫でしっかり冷やしたら完成。皿に盛りつけたらかつおぶしと大葉を載せましょう。

夏のカレーはダイエット効果も抜群!

今回ご紹介するのは、ポリ袋で蒸すだけで、あっという間に完成するレシピです。カレーがダイエットに効果があるのは、なんといってもスパイスのおかげ。夏はエアコンで体も冷えやすいですし、冷たい飲み物を選びがちですよね。カレーに含まれるスパイスには交感神経を刺激して、脂肪をエネルギーとして燃焼させる効果があるので、体を内側から温めることができます。また、せっかくなら少しでもヘルシーなカレーにアレンジしたいですよね。今回はヘルシー食材のきのこでかさ増し。また、光熱費と時間の節約のため、カレーに欠かせない玉ねぎは、すりおろして加えています。

●ポリ袋で蒸して完成! ヘルシーカレー

〈材料/2食分〉

・鶏もも肉:150g(ひと口大に切る)
・しめじ:100g
・玉ねぎすりおろし:1/4個分
・ニンニクすりおろし:1欠片分
・ショウガすりおろし:1欠片分
・カットトマト缶:1/2缶(200g)
・トマトペースト:大さじ1/2
・ヨーグルト:大さじ1
・カレー粉:大さじ1.5
・水:100cc
・塩:小さじ1

〈作り方〉

1.材料をすべてポリ袋に入れ、鶏もも肉にルウをもみ込むようにしてよく混ぜ合わせる。
全体がよく混ざったら、空気を抜きながらポリ袋の口をしっかり結び、さらにポリ袋をもう1枚重ねて、こちらも空気を抜きながらしっかり結ぶ。※ポリ袋はビニールタイプではなく、高密度ポリエチレンを使用すること
2.薄く水を張った鍋に蒸し網を敷き、水を沸騰させる。沸騰したら弱火に落とし、2を袋ごと蒸し網にのせ、ふたをして20分蒸したら完成。(途中で1度、袋ごとひっくり返す。この時、熱いので袋の結び目を持つようにする。)

(この状態で蒸したら完成♪)

まとめ

今回かかった食費は1食あたり385円です。カレーライスがテーブルに並ぶと、満足感がありますね。ポリ袋に入れるまでの作業を終えれば、調理が終わったも同然です! 日々の料理も大変ですが、実は、侮れないのが食器洗い。毎日の出来事だからこそ、地道に水道代やガス代の節約をすることも大切です。ごはんを食べ終わった後に食器や調理器具を片付けることまでの一連の流れが「料理」。調理中だけではなく、全体を見直して節約をしていきたいですね。

【今回かかった金額】

食費(2品/1食あたり) 385円
光熱費 8円

〈内訳〉

丸ごとトマトサラダ

 トマト 90円
ショウガ 60円
大葉 3円
その他調味料など 10円

ヘルシーカレー

 鶏もも肉 100円
しめじ 25円
玉ねぎ 7円
その他調味料など 50円
白米 40円

(須賀いづみ)

★次回の『節約ダイエットレシピ』は9月3日(土)更新予定です。お楽しみに!

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※この記事は2016年08月20日に公開されたものです

須賀いづみ(フードデザイナー/フードライター)

フードデザイナー
オーガニックコンシェルジュ
フードライター
朝食ワークショップ「Good Morning Japan」主宰

化粧品会社に5年程勤めた後、食と美の可能性に目覚めフードデザイナーに転身。見た目も華やかで美しいフード作りを得意とする。
ヘルシー&オシャレをキーワードにレシピコラムを執筆中。
朝食好きをきっかけに、現在は赤埴奈津子と共に朝食ワークショップ「Good Morning Japan」を主宰している。

須賀いづみ instagram

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