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【朝ヨガ】夏バテ対策にも! 弱った体を元気に整えるヨガ「英雄座のポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定

夏はキーンと冷えた飲み物や食べ物がおいしいですが、内臓が冷えると体の機能を低下させ、夏バテの症状を助長することも。第15回の今回は、夏の胃腸の疲れや体のダルさをスッキリと癒してくれるヨガ「英雄座のポーズ」をご紹介します。

弱った内臓の働きを整える「英雄座のポーズ」とは?

仰向けになる「英雄座のポーズ」は、体の前面を開くことで呼吸を促します。深い呼吸が繰り返されることで生じるお腹のマッサージ効果は、弱った内臓の働きをサポートしてくれます。また、英雄座のポーズのフォローとして取り入れたいのが、寝たまま行う「ツイストのポーズ」。上体をねじることで胃の周辺を心地よくほぐし、太い血管が走る背骨を刺激することで、全身の血液の巡りを助けて、疲労回復にも◎! 夏に体力が弱ると、秋に体調を崩しやすくなるので、今からできるケアでしっかり体を労わりましょう。

「英雄座のポーズ」手順

(1)正座の姿勢から、ふくらはぎの筋肉を外側に流し、かかとの間に腰を下ろした“割り座”の姿勢になる。

(2)両手を腰のうしろにつき、勢いをつけないように上体を後方へ倒していく。

(3)仰向けの姿勢になったら、両手を上げて頭の上でお互いのヒジを組む。体側を伸ばして、肩をリラックス。このまま5呼吸キープ。

 

※ポーズの注意点

このポーズは太ももの前面やヒザ、足首の柔軟性を必要とするので、体が固く抵抗して仰向けの姿勢になれない、または、下半身に強い痛みを感じる場合は、ヒザの間にスペースを作るか、上記の写真のように片足ずつ交互に曲げて、無理なく行いましょう。

応用編:ツイストのポーズ

(1)英雄座のポーズをほどいたあと、ヒザを胸の前で抱える。足を胸に引き寄せたまま、両手を左右に開く。

(2)ヒザを左側に倒して5呼吸キープ。足を中央に戻したら反対側も同様に。

本日のレッスンまとめ

胃腸の不調や体のダルさは自律神経の乱れが原因の場合も。背骨をねじる動きや、深い呼吸は自律神経の調律にも効果的です。ポーズの最中やポーズをほどいたあとも、心地よさの余韻を感じながら、いつも以上にのんびりと呼吸を意識する時間を作りましょう。また、冷たい飲み物や食べ物はほどほどにして、夏バテ対策ができるといいですね!

(監修・文:村上華子、撮影:masaco)

※次回は8月28日(日)更新予定。お楽しみに!

>連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから


※この記事は2016年08月14日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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