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医師に聞く! 婦人科検診って何するの?【乳がん検診編】

阿保義久

有名人による相次ぐ闘病生活の発表により、今多くの女性たちの関心を集めている「乳がん」。自分には“関係のないこと”と思い込んでいた人たちも、より病を身近に感じるきっかけになったのではないでしょうか? そんな「乳がん」を意識しはじめた女性たちが自身のカラダの状態を把握するためにも、ぜひ受けておきたいのが「乳がん検診」ですよね。でも、検診って具体的にどんなことをするの? マンモグラフィーは痛いって聞くけどホント? など、不安や悩みはつきないもの。そこで今回は、北青山Dクリニック院長の阿保義久先生「乳がん検診の流れ」について、くわしく解説していただきました。

私たちが乳がん検診を受ける意義って?

現在、乳がんの発症数は増加傾向にあり、女性が患うがんにおけるその発症率は、常に1位、2位を争っているのが現状です。また、ほかの一般的ながんは、年齢が上がれば上がるほど発症率も右肩上がりに増えていきますが、乳がんの場合は若年層のあいだでも発症のピークがあり、比較的早期から発症しやすいがんであるという特徴があります。したがって、20~30代の女性の乳がん検診は、“早すぎる”ということはないと思います。最低でも20代半ばを過ぎたら、しこりなどの異常がないかセルフチェックを定期的に行うようにしてください。

また乳がん検診では、悪性疾患である“がん”を見つけることが主な目的ではありますが、「乳腺のう胞」や「乳腺症」など良性疾患を見つけることもできます。

乳がんにかかりやすい人の特徴とは

乳がんには遺伝性のものも存在しますが、これはメジャーな例だとは言えません。一般的には、“ライフスタイルの欧米化”が発症の主なきっかけではないかと考えられています。そのほか、初潮年齢が早い方、逆に出産年齢が遅い方、幼児期に母乳ではなく人工乳が主体だった方なども乳がん発症のリスクが高いと言えます。また、お酒の飲みすぎ、太りすぎも要注意ですよ。

乳がん検診の流れ

●受診前の準備

受診前にしておくべきことは、特にありません。もちろん体調を整えておくことは大切ですが、特別な前準備が必要な検査ではないので、気軽に受診できます。強いて言えば、月経前や直後は乳腺が発達して検査の際に痛みを伴う可能性があるので、生理周期を把握してこれらの時期を避けて受診したほうが苦痛なく検診を受けることができるでしょう。

加えて、医療機関によっては飛び込みで受診しても検査を受けられる場合がありますが、一般的には事前に検査の予約をしてから受診すると、スムーズに検査を受けることができますよ。

●問診票の記入

個人のIDを作成するため、お名前、性別、生年月日、住所、連絡先などの基本情報を記入してもらうことになるでしょう。そのほか、「何を目的に受診するか」「これまでにかかったことのある病気」「家族がかかったことのある病気」「アレルギーの有無」「服用中の薬の有無」などの医療情報を問われることがあるので、これらを整理しておいてください。また、マンモグラフィーはX線被を伴う検査になるため、最終月経日や妊娠の可能性の有無を確認することもあります。

●着替え

上半身を露にすることに羞恥心がある女性も多いかと思いますが、検診の際は浴衣のような「検診着」が用意されていることがほとんどです。もちろん、病院では着替えるスペースを設けている場合が多いはずなので、医師の前での露出は最小限。検査に応じて、局所を出す形になります。完全に上半身裸になってしまうことはまずないと思うので、心配する必要はありません。

【次ページ:乳がん検診ってどんなことをするの? その種類とは】

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