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どういうこと? 働く女性たちが抱く「給与明細」の疑問点4つ

ファナティック

仕事で人事に携わっているとそれほど不思議なこともない給与明細。でも、支給されるだけの立場だと「これは何の金額?」とか「この項目は何のため?」と思ってしまうことも。今回は、働く女性が実は理解しきれていない給与明細の謎な点について聞いてみました。

支給額の謎

・「基本給が職責給と合算されていて良く分からない明細になっている」(31歳/金融・証券/事務系専門職)

・「基本給料とその1、その2に分かれていて、何が分かれているのか不明」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「うちの会社、その他っていう項目があって1万円ついてるんですけど、これは何手当なのか? 入社して以来ずっと謎です。誰に聞いても『さあ?』って言われるし」(33歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

給与明細は大きく分ければ「支給額」と「控除額」の2つ。払われるものと引かれるものという大まかなことはわかっているけれど、その詳細について不明な点があるという女性も。基本給が第一、第二に分かれている場合、ボーナスや退職金を計算するときのベースに第一基本給を用いることで安く抑える会社もあるそうなので、気になるときは人事に確認するのもいいかもしれませんね。

納得できない税額や保険料

・「なんでこんなに手取りが少なくなるんだろう、保険って何?ってときはよくある」(26歳/医療・福祉/専門職)

・「やけに税金が高い気がする。本当にコレで合ってるのか……と思ってしまう」(33歳/不動産/専門職)

・「保険や共済で引かれている額が正当なのかどうかわからない」(22歳/建設・土木/技術職)

保険や税金の算出方法は給料だけでなく家族構成などによっても変わってくるので、細かい計算となると難しいですが「高すぎる」と感じている女性は多そうです。支払うのは義務だとわかっていても、実際に引かれている金額を見ると「これが手元にあれば」と思う女性は少なくないでしょうね。

残業代の算出方法

・「残業代。そもそも時給ではないので、×0.25と言われても結局いくらなのかサッパリわからない」(31歳/情報・IT/技術職)

・「残業手当のつき方。めちゃくちゃ残業したときにそこまでつかないときがある」(24歳/医療・福祉/専門職)

・「残業代の計算。詳しく明細を書いてほしい」(22歳/金融・証券/事務系専門職)

残業代の計算方法などは基本的に就業規則に記載されているものですが、月給制の場合は計算方法が複雑になるのは確かですよね。申告しないと残業手当が付かない、残業代が支給される額に制限があるという会社もありますが、内容によっては労働基準法違反になることも。計算方法も含めて正当に残業代が支給されているかは、しっかり確認しておいた方が良いですよ。

表記について

・「なぜ会社によって表記が違うのか。統一してくれればいいと思う」(29歳/機械・精密機器/技術職)

○○手当や○○費など、会社ごとに内容は変わってきますよね。何が何を指しているのかわかりづらく感じることもありそうです。すべての企業で統一してくれれば、混乱も減りそうですよね。

まとめ

わからないと思いつつ、お金のことだけになかなか人にも聞きづらい給料明細の内訳。就業規則を確認したり、人事に問い合わせをすればあっさり解決することも多いのですが、意外とそのままにしている人もいるようですね。自分自身の将来設計にもかかわってくる給料については、自分で勉強することも大事。自分が働いて得た給料から何がどんな目的で控除されているのかを知っておくことは、お金に対する理解を深めるためにも必要なことかもしれませんね。

(ファナティック)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2016年6月にWebアンケート。有効回答数117件(22歳~35歳の働く女性)

 

※この記事は2016年07月25日に公開されたものです

ファナティック (編集プロダクション)

2011年10月創立の編集プロダクション。マイナビウーマンでは、恋愛やライフスタイル全般の幅広いテーマで、主にアンケートコラム企画を担当、約20名の女性ライターで記事を執筆しています。

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