お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

【ハーブセラピー】エアコンで体が冷えてない? ハーブの「足湯」で夏冷え対策!

中澤小百合

毎日忙しく働いている女性なら、ストレスがたまってしまったり、体調が悪くなってしまうことってありますよね。健康でいるために、体にやさしい方法で不調を整えていきたいと思いませんか? そんな女性たちの気になる不調別に、ハーバルセラピスト・中澤小百合さんがオススメの「メディカルハーブ」を紹介してくれます。日々の生活に取り入れてみて♪

こんにちは。ハーバルセラピストの中澤小百合です。夏の不調の原因のひとつとなるのが、外と室内の温度差。「今日は暑いな~」と薄着をして出かけると、室内は寒いくらいにエアコンが効いていて、体が冷えてしまうことってよくありますよね。暑がりの男性に合わせてエアコンの設定温度を低くしたオフィスで1日中デスクワークをしていると、体の芯まで冷えてしまうことも。お悩み別にオススメのメディカルハーブを紹介している連載、第10回のテーマは「夏冷え対策」です。

夏冷え対策にオススメのハーブは?

夏冷え対策としては、体を冷やさないようにすることはもちろんのこと、血行を促すことが大切です。血行促進はハーブの得意分野。また、ストレスや緊張が強いと自律神経の働きが乱れることで末梢への血流が滞り、手足の冷えにつながることも。ですから、リラックスを促すハーブも冷え対策にオススメです。今回、ご紹介するハーブは以下の4つです。

(1)ジンジャー
(2)ローズマリー
(3)ジャーマンカモミール
(4)エルダーフラワー

ジンジャー

ジンジャーは東洋・西洋を問わず、古代から用いられてきたハーブです。すりおろしたものを紅茶に入れたりしますが、ジンジャーに含まれる体をあたためる成分は加熱や乾燥によって、あたためる働きがアップするため、乾燥させたジンジャーのハーブティーは冷えた体を芯から手足まであたためることが期待できます。胃をあたためることで消化を助ける働きもします。

目が覚めるようなすっきりとした香りが特徴のローズマリーは血行を促す作用にすぐれたハーブ。心身の活力を高める作用、抗酸化作用、記憶力や集中力を高める作用などを持ち、古くから「若さを取り戻すハーブ」として知られています。

これまでにも何回も登場した万能ハーブのジャーマンカモミールは、体をあたためる作用とともにすぐれた鎮静作用を持つため、ストレスや緊張が強いために体が冷えやすい人に特にオススメ。自律神経のバランスをととのえることでも冷えの緩和が期待できます。

以前、「花粉症」の回でもご紹介したエルダーフラワーは血液循環を刺激して発汗を促し、体をあたためてくれるハーブ。くしゃみや鼻水など風邪のひきはじめにもいいと言われているので、「冷えて風邪をひきそう……」というときには特にオススメです。

<夏冷え対策にオススメのハーブまとめ>

ジンジャー
科名:ショウガ科
主要成分:精油、ジンジャロール、ショウガオールなど
主な作用:血行促進、消化機能促進、制吐、消炎、鎮痛、殺菌など
※胆石のある方は医師に相談。
※妊娠中は使用量に注意。

ローズマリー
科名:シソ科
主要成分:精油、フェノール酸、フラボノイドなど
主な作用:抗酸化、血行促進、消化機能促進など
※妊娠中は使用量に注意。

ジャーマンカモミール
科名:キク科
主要成分:精油、マトリシン、フラボノイドなど
主な作用:鎮静、鎮痙、鎮痛、消炎、健胃など
※秋の花粉症と呼ばれるブタクサやヨモギなど、キク科アレルギーの方は注意が必要。アレルギー症状が出る可能性があります。
※妊娠中は使用量に注意。

エルダーフラワー
科名:スイカズラ科
主要成分:フラボノイド配糖体、粘液質、ミネラル、精油など
主な作用:発汗、利尿、抗アレルギーなど

(文:中澤小百合、イラスト:奈良恵)

ハーブの利用法は、次のページをチェック!

【次ページ】夏冷え対策にぴったりのハーブレシピ

次のページを読む

SHARE