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いつでも彼氏を呼べる部屋にしたい! “感じの良い部屋”を作る整理収納のコツ

フォルサ

付き合いたての彼氏に突然「今日家行ってもいい?」と言われて、すぐに自分の部屋に上げられますか? 幻滅されるほど散らかっている人もいるんじゃないでしょうか。彼氏や友人をいつ呼んでもいい部屋にするにはコツがあるようです。というわけで、先日東京国際フォーラムで開催された、無印良品が主催する「無印良品とはじめる整理収納セミナー」へ行って、プロに片付け方や快適な部屋にするための整理収納術を聞いてきました。

“感じの良い部屋”とは

無印良品インテリアアドバイザーマネージャーの横山寛さんは、「感じ良いくらし」とは、好きなものに囲まれて暮らすことだと言います。家の中が整然と片付いているというより、家族がそれぞれ好きなことができる空間が「感じ良い」生活が出来る場所だと。では「感じの良い部屋」は具体的にどう作ればいいのでしょう。

横山さんのリビング

●物のない生活感のない部屋=感じの良い部屋ではない

最近流行りの断捨離、ミニマリストのブームにのって、本当は必要なものまで捨てているのではないかと整理収納アドバイザーの梶ケ谷陽子さんは警鐘を鳴らします。

「すっきりと片付いている生活感のない部屋で、本当に気持ちよく過ごせるでしょうか。何もかもを整理してしまわないといけないという完璧主義を捨てて、肩の力をぬいて、モノと向き合うのが整理収納の第一歩。捨てられないものばかりが多くなってしまったときは、単純に今使っているかいないかで判断すれば大丈夫」(梶ヶ谷さん)。

●「捨てる」のが苦手なら「手放す」考え方にシフト

捨てることが苦手な人へもアドバイスがありました。

「まずは、買う時に本当に必要かどうかもう一度考えましょう。そして無理に一気に整理しようとせずに、決心がついたものから捨てていけばいいのです。捨てなくても買い取り業者に頼んだり、SNSを利用すれば、自分には不要だけど欲しい人のところへ行くと考えられますよね。「捨てる」のではなく「手放す」と考えるのがコツです」(梶ヶ谷さん)。

片付かない部屋を解決する4つの手順と8つのポイント

片付いていない部屋のデメリットとは何でしょう。「探しているものが見つからない、ごちゃごちゃ」「窮屈・狭い」「使いたい時に使えない、出しにくい」「無駄な動作が多い、必要以上に時間がかかる」……思い当たるのではないでしょうか。そこから“感じのいい部屋”にするには、4つの手順と8つのポイントがあるようです。無印良品インテリアアドバイザーの渡部奈保さんが、アシスタントの永田さんの部屋を実例にあげて、整理収納のコツを解説してくれました。

●手順1 本当に必要なモノだけ持つ

POINT1. 自分の部屋の写真を撮って客観的に見てみる&ダメなところにバツをつける

片付ける前の部屋の様子を写真にとると、どこが問題なのかを把握できます。しまう場所なのか、収納するモノと形があっていないのか、量が多すぎるのかなど、何をどうしていけばいいのかがわかりやすいです。

POINT 2. 部屋にあるもの、収納してあるものも、全部出してから「必要なもの」だけを残す 

どんどん増えてしまう洋服の整理収納は、まずアウター、シャツ、パンツなど種類ごとに分けてまとめて出してから、使っていないものを整理していくといいようです。実例では、同じアイテムがいくつも出てきたりして最後には洋服の量が約3分の1に。これはリサイクルショップに持ち込んで6000円になりました。

●手順2 どこに何を収納するのか考える

POINT 3. 収納の配置は1カ所にまとめてフリースペースを空ける

収納家具は壁側、間仕切り、隙間など、部屋の1カ所にまとめると部屋が広く使えます。

POINT 4. 今後のことも考えてサイズ・汎用性のある収容用具を選ぶ

別の部屋に引っ越したり、広さや人数が変わることも考えて、スタッキングシェルフやユニットシェルフを使えば、物が増えたり減ったりしても、形を変えて対応できるので、ムダを省けます。

POINT 5. 高さ・質感を揃えるとすっきり収納できる

部屋のイメージに合わせた収納家具を選ぶのが前提ですが、色や質感、木や金属のテイストなどをバラバラにそろえたりせず、2種類程度に抑えます。カタチも揃えたほうがすっきりして、バラバラ感が無くなります。

●手順3 使うことを考えてから片付ける

POINT 6. 使う人・目的・場所ごとに整理する

ハンガー、洗濯バサミなどの洗濯用具ならば、ひとつの容器にまとめてバルコニーに置く。ソファやベッドの下に本や雑誌をまとめて収納するというように、使う人が使いやすく片付けやすい場所に整理します。

POINT 7. 使用頻度・目的を整理して収め、最後に印をつける

収納した容器に、マスキングテープなどを使って、使う季節や誰のものかを付けておくと、わざわざ開けなくても一目瞭然。また、「しまう」という意識付けにもなるそうです。

●手順4 暮らしを楽しむ

POINT 8. 季節の移り変わりや愛着のあるものを置く

すっきりと片付けたら、空いたスペースにはグリーンやアロマ、旅先で買ったお気に入りの小物などを置いて、自分らしい部屋に仕上げます。自分にとって部屋が楽しめる空間になれば、いいですよね。

困ったらプロに頼るのもひとつの手

自分ではどうしても、うまくイメージ出来ない、具体的にどうしたらいいのかわからない、なんて時はプロのインテリアアドバイサーに聞いてみるのもいいのではないでしょうか? 無印良品のお店では、胸にバッジをつけたアドバイザーが相談にのってくれるそうですよ。

インテリアアドバイザーのバッジ

まとめ

モデルルームのように物がないことが“感じの良い部屋”ではないというのには、納得した人も多いのではないでしょうか。あるべきところにあるものがある、住んでいる人が居心地よく住んでいる部屋というのが本当の意味で“感じの良い部屋”なんでしょうね。そして、そんな部屋に恋人や友人たちも「感じが良いな」「居心地がいいな」と思ってくれるのではないでしょうか。ぜひ、あなたも“感じの良い部屋”作りやってみてくださいね。

(フォルサ/岩崎弘美)

 

※この記事は2016年05月27日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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