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今だから言える苦行! 新入社員のときに受けて、つらかった新入社員教育4つ!

大場杏

社会人の多くが通ったであろう新人研修! 会社の規模や業種によってさまざまだと思いますが、学生気分がまだまだ抜けない新人だった当初、一番つらかった新人教育は何か聞いてみました。いま思えばあってよかったと感謝していたりして!?

24時間働けますか?

・「『(仕事を)100個取ってこい!』と無理難題をふられた。いま思うとパワハラだったのではないと思う」(29歳/ソフトウェア/技術職)
・「ストレス耐性を付けるための訓練。どんなアイデアや仕事をしても否定され反論され、打ちのめされたから」(23歳/食品・飲料/技術職)
・「飛び込み訪問をひたすら千本ノック。ただの千本ノックだから話し方の勉強だと思って乗り切りました。」(25歳/情報・IT/技術職)

時代がちがえば問題になりそうなパワハラすれすれな仕事の仕方。若くて、まだミスが許される新人で、経験しておけば後々の仕事が楽……なんて根性論はいまや昔です。いろいろなものを生み、出し乗り越えて、日本を導いてくれた昭和の働き方に敬意は払いつつも、生産性を求めるいまの時代にはそぐわないかも?

業務に関係ない◯◯

・「1分間スピーチ。毎回テーマは自由でおもしろいことを1分間話すのだが、おもしろいことは日常転がっていないので、芸人のトークショーなどの動画を見て参考にした」(31歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「『うちは飲み会が多いから』という名目で、業務時間外に飲みに連れまわされること。毎日二日酔い状態でしたが、ウコンの力やサプリでカバーしました……力技ですがw」(30歳/金融・証券/販売職・サービス系)
・「42.195キロ歩くこと。仲間と力を合わせて困難を乗り切る練習。ほぼ初対面の仲間と歩き続けるのがしんどかった。疲れて最後はみんな無言だった」(34歳/医療・福祉/専門職)

業務に関係なくとも、人生や生活の糧にはなるかも? 要は考え方だったり、耐性強化。大人社会の不合理へようこそ、という歓迎の意味も込められていたりして。そんな状況も楽しむコツを見つけていけば、豊かな人生になりそう!

オリエンなのはわかるけど

・「つまらないElearning。時間が無駄だなぁと思った。効果の感じない時間の使い方にうんざり」(27歳/その他/秘書・アシスタント職)
・「おじぎの練習。ひたすら角度や表情に気を付けておじぎの練習で、軍隊みたいで嫌だった」(33歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「グループワーク。グループで課題を課せられ、終わるまで帰れない」(33歳/その他/事務系専門職)
・「マナー研修。先生がスパルタで怖すぎて嫌になった」(23歳/その他/秘書・アシスタント職)

「ただ話を聞いている講義」と座学に関しては眠くなってつらかったという、コメント多数。すぐに役立つ情報ではないにしても、必要だからあるわけで、こんな無駄な時間に給与が発生してラッキーぐらいに思ってもいいのかも。

長期間の強制拘束

・「泊まりの合宿で1週間間以上3人部屋。初めましての人と共同生活。しかも1日ずっと研修場で休まることがない」(26歳/情報・IT/技術職)
・「3カ月の沖縄出張。とりあえずがんばって、嫌だったらやめようと思った」(23歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「半年間資格試験のための合宿研修。製薬業界はどこもそうだと思うが、半年間ずっと山奥のホテルに缶詰めだった。とにかく耐えるしかなかった」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「自衛隊の体験入隊。泊まり込みで自衛隊に入れられて、訓練を受けさせられた」(27歳/その他/専門職)

業種に偏りがありそうですが、長期間で休まる暇がないのは確かに辛いかも! 結果よかったというコメントがなかったので、合宿系の研修は同期との結束力が高まりそうなイメージですが、実際はそうでもない?

まとめ

人生で1度しかない(?)新入社員研修。教えてもらえることが前提であることは、幸せなこと。いいことも悪いことも新人時代のいい思い出ですよね。でも昨今の流れを見る限りそんな新人教育をしているのは日本だけだったりして……!

(大場 杏)

※画像はイメージです
マイナビウーマン』にて2016年4月にWebアンケート。有効回答数159件(22歳~39歳の社会人女性)

※この記事は2016年04月28日に公開されたものです

大場杏

編集ディレクター・ライター/医療系出版社で本を2冊担当。その後広告代理店にて商業施設や航空会社、外資系メーカーの広告・販促物全般、カタログ冊子、DMそして連動するWEB制作に従事。趣味はスポーツ観戦と海外旅行とライブ。宇宙や恐竜など壮大なものに惹かれ、わくわくします。

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