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【日曜日の朝ヨガvol.3】眠りが心地いい春。質のいいお昼寝をうながす「やさしい逆転のポーズ」

村上華子(ヨガインストラクター)

恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※毎週日曜日7:00配信予定

新年度からフルスロットルで走ってきた働く女性のみなさま、そろそろ「あぁ、疲れた」なんて溜息をつくころではないでしょうか? 1週間の疲れをとるために、日曜日はゆっくりお昼寝して、元気をチャージするのもひとつの手! とはいえ、せっかくの休日。あと味の悪いダラダラ寝は卒業したいところですよね。そんなときは効果的なお昼寝、“パワーナップ”で疲れを癒しましょう! 連載第3回目は、質のよい眠りへ誘う“お昼寝のお供”「壁を使ったやさしい逆転のポーズ(ヴィパリータカラニ)」をご紹介します。

お昼寝の導入にはもってこいの「逆転のポーズ」とは?

このポーズは、サンスクリット語で「ヴィパリータ(=ひっくり返った)」「カラニ(=活動)」という意味を持ち、壁に足を立てかけながら寝転ぶだけで、深いリラクゼーションが実感できます。逆転系のポーズは心臓よりも高い位置に下半身を置くことで全身の血液循環を促進。頭部にまでたっぷりと血液を供給するので、疲れた脳を休息させ、過度な興奮を鎮めます。まさに、お昼寝の導入にはもってこい。また、重力に逆らう天地逆転の姿勢は内臓の下垂を改善し、各臓器の機能を回復させるといううれしい働きもありますよ。

「壁を使ったやさしい逆転のポーズ」手順

(1)仰向けに寝て、両足を壁にかける。姿勢が安定したら、吐く息でリラックス。

(2)両腕は真横に広げるか、肘を折り曲げるようにして、首・肩が楽な姿勢を作る。

(3)目を閉じ、深い呼吸を繰り返しながら、3~5分程度ポーズをキープ。

(4)途中足が痺れたら、両膝を曲げて足の裏を合わせた「ガッセキの姿勢」にしても◎!

※ポーズの注意点と補足事項

【極上プラスケア】

ホットタオルで目を温めると、副交感神経のスイッチがオン! 心と体が一足飛びにリラックスモードへと切り替わります。緊張からくる慢性的な頭痛や不眠でお悩みの方にも最適です。

 

【注意点】

お尻が壁から離れないように姿勢を注意。起き上がるときは足を床に降ろし、横向きの状態で30秒~1分程度血流が安定するのを待ち、ゆっくりと起き上がってください。

本日のレッスンまとめ

お昼寝の真価は脳をリフレッシュさせること。熟睡モードに切り替わる手前、10~20分程度のコンパクトな睡眠で切り上げるのがベストです。はつらつと目覚めた午後は、思いきり休日のひとときを楽しみましょう。

(文:村上華子、撮影:masaco)

※次回は、4月24日(日)7:00更新予定。お楽しみに!

⇒連載「日曜日の朝ヨガ」バックナンバーはこちらから

※この記事は2016年04月17日に公開されたものです

村上華子(ヨガインストラクター) (ヨガインストラクター)

ヨガインストラクター、薬膳フードデザイナー。綿本彰氏のもとでヨガを学ぶ。2008年、ヨガ仲間と銀座に「HASYOGA」を立ち上げる。現在は、伝統的なヨガのクラスに加えて、身近な食材で作る、薬膳講座なども開催している。

インスタグラム:https://www.instagram.com/tokimusubian/

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