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節約上手には太っている人がいない!? ダイエットと貯金が叶う秘訣とは

フォルサ

将来のために貯金したいのに、なかなか実現できない、できそうにないという人は多いですよね。そのために、まずは余分な出費を抑えて上手に「節約」をしたいもの。でも、我慢するばかりではなくて、楽しく続けられて、しかもダイエットになるなんておいしい話を知っていますか? 『お金が貯まるダイエット』の著者のひとりである節約アドバイザーの丸山晴美さんがダイエットも叶う節約術を伝授してくれるというイベントに参加してきました。

イベントは昼、夜の2部構成。お昼の部は、働くママや主婦が対象で、お子さん連れも見受けられ、節約術に興味のある女性たちで会場は満員でした。MIZUcafeのサラダとデザートをいただきながら、和やかな雰囲気の中で、実践的な「節約」の仕方を聞くことができました。

まずは自分の弱点を知ろう

丸山さんが、節約を意識するようになったきっかけは、自分の家が欲しいと思った22歳の時。まず頭金の1000万円を貯めることを目標に節約生活がスタートしました。一人暮らしで収入は年間300万円くらいだったのですが、最初の1年で200万円も貯めることに成功。会場からは驚きの声が。いったい、どのようにしたのでしょうか。

人によってそれぞれ弱点はちがうので、上手に節約生活をするには、まずは無駄を洗い出してゆくことが重要と丸山さんは言います。無駄は無意識に行っている場合が多く、習慣のようにコンビニへ行っていたり、コーヒーを買っていたり、そういうところを見直していくだけで節約ができるとのこと。

そのほかにも、自由化で話題の電気料金や、通信費についても節約するポイントがありそうです。特に最近は通信費が高く、家計の悩みのたねですね。昔は固定電話が一家に1台で月2000円くらいですんでいたのに、各自の携帯電話、家のネット環境の普及でだいたい一家庭で1万円から2万円くらいに。その後さらにスマホが登場すると一家の1カ月の通信費は4万円ぐらいにアップしているそうです。

●上手な節約生活のコツ

  • 無意識にしている無駄な習慣を見直す
  • 電気料金や通信費も見直しが大事

節約上手には太っている人がいない

仕事柄、さまざまな家庭の家計を見ることが多いなかで丸山さんが発見したことがありました。なぜか、お金が貯まっていて節約が上手な奥さんに太っている人がいないことです。自炊になって外食が減ったせいでスリムになるのはわかるけれど、もっとほかにも理由があるのではないかと、調べた結果が著書の「お金が貯まるダイエット」に書かれているのです。

●お金が貯まらない人、やせない人の共通点

「言い訳」をする

いつも「できないこと」への言い訳を考えています。口癖は「痩せたい」「お金がない」。

コンビニやカフェなどへ無意識に行く

目的がないのに(買うものもないのに)習慣のように行ってしまうので、意外に無駄遣いに気づいていません。

冷蔵庫にアイス、戸棚にお菓子が入っている

安いからとファミリーパック、お徳用サイズを買ってしまいがち。子どものため、夫のためというのを言い訳にして、結局は自分も食べていませんか。

「めんどくさい」と言って動かない

節約上手な奥さんたちは、とにかくよく動くという共通の特徴があるそうです。わざわざ、ジムに行かなくても家事が程よい運動になっています。

「はやりもの」にすぐ飛びつく

ダイエットにはトマトがいい、納豆がいいというとすぐに買ってしまいますが、結局は長続きせずに処分したことはありませんか。

メリハリがないから続かない 

使えるお金が限られているからこそ、使えるところに使って無駄を抑えて、そのたまったお金で使うところには出すというのが理想的なお金の使い方だそうです。ダイエットも同じで、何でも我慢、我慢でななく食べるときは食べるなどメリハリをつければ、ストレスにはならなそうです。

「リバウンド」する

ダイエットの場合、食欲を我慢して、ちょっと体重が減ると少しならいいかと、つい食べ過ぎてしまいますね。節約の場合も、我慢ばかりを続けていると給料日になったらどーんと使ってしまうという悪循環に陥ってしまう危険があります。

食費の見直し方

●記録をつけよう

食事は菓子パン、お菓子、ファストフード、ファミレスで簡単に済ませている。大量買いがお得だからと、冷蔵庫にいつも飲み物がたくさん入っていて、ついつい飲んでしまう。疲れたからと理由もないのにタクシーに乗ってしまう。すべて、なんとなく習慣になっていてお金を使ったことが記憶に残っていないのではありませんか? 「同じお金を使うなら記憶に残る食事をしましょう。食べて、おいしい♪ うれしい♪ 楽しい♪ と満足することが大事です。記憶に残らない出費にムダが潜んでいます。だからこそ、記録を付けて反省してみましょう」と丸山さんは警告します。

●レシートチェックで弱点を知ろう 

今日からでも、簡単にできる方法がレシートチェックです。 1カ月分のレシートを集めて、必要度に応じて○、△、×印を付けていきます。○は、必要なもので安く買えたもの、最後まで無駄なく使いきれたもの、必要経費などです。△は、必要なものだけれど、買い方使い方などによっては安くなったもの、公共料金なども含まれます。×がムダなものです。そして、×の合計金額がムダの塊です。整理していくとわかる×が多くつくお店に注意が必要です。 丸山さんはこの方法で月に3万円の無駄を見つけて、その分を貯蓄に回したので、ストレスを感じることんなくお金が貯まっていきました。上手に節約するには、買うなら満足度が高くて、本当に必要なものを買うことが大切なことだといいます。 

●買わなかったもの家計簿をつける

普通家計簿は、使ったものを記入していきますが、その反対に「買わなかったもの」を記入していきます。そして、1週間の合計金額で使わなかったお金を貯金します。 同時に体重と体脂肪率、ウエストサイズを1週間に1度だけ、同じ曜日・同じ時間に測定して、記入します。両方の結果が楽しみになってきたら占めたものです。

節約生活のいいサイクルを作る秘訣まとめ

  • 家計簿は1日5分で済ます
  • 買い物は「本当に必要かどうか」を考える 
  • ダイエットのためやストレス発散にお金を使わない 
  • 家事はお得なエクササイズと考える

食費の次に節約したいのは通信費

●家計にかかる通信費の割合は大きい

 休憩を挟んで、実際に参加女性の家計簿チェックが行われて、丸山さんによる具体的な節約術のアドバイスがありました。20代女性一人暮らし、30代女性夫婦2人暮らし、女性夫婦と子ども3人暮らしと、タイプ別に3人の例が紹介されました。食費に関しては、コンビニ・外食中心と自炊では大きな違いが出ましたが、3家庭に共通してみられたのが、家計にかかる通信費用の割合が大きいことです。

●格安スマホって?

ここで、丸山先生も気になっているという「格安スマホ」の話を、NTTコミュニケーションズの岸田さんから聞くことができました。

格安と聞くと機能面で何か不足しているのではないかと疑ってしまいますが、岸田さんによると、携帯電話会社で契約しているのスマートフォンと同じように、電話・ネットの閲覧・LINE・地図・ゲームが利用できるとのこと。なぜ安く提供できるかというと、携帯電話会社のように実店舗を持たず、必要なサービスに絞ることをしているのが理由のひとつにあるそうです。

●「格安」のポイントはデータ通信量にあり!

どれだけ通信費が安くなるか、丸山さんが「OCNモバイルONE」を使った場合の料金シミュレーションをしてくださいました。たとえば、大手携帯電話会社だと月額8500円のところ、2150円に! ポイントはデータ通信量にあるようです。データ通信量とは、インターネット、メール、アプリなどを使う時に消費するパケット通信の容量のこと。多くの人はパケット量は5GBで契約していることが多いのですが、調査によると個人差があっても実際は約90%が1カ月3GB未満だといいます。ここは見直す価値がありそうです。

●格安スマホに乗り換える方法

 「格安スマホ」にする一番簡単な方法は、ドコモのスマホならば、今使っているスマホのSIMカードを差し替えるだけ。また、欲しいスマホがあるときは、格安SIMとスマホを、NTTコムストア、Amazon、楽天、Yahooショピングなどで購入できます。節約できるなら検討したいですね。

まとめ

なんとなく習慣になってしまっていることは、満足してもいないから、ダラダラと続けてしまっています。これこそが無駄な出費。節約の第1歩は今の自分の見直し。使いすぎな食費を知り、自分の適正なデータ通信量を知る。無駄や自分の弱点を知り、使うところでは使う、節約できるところは節約するというメリハリのあるいいサイクルに乗ることで、お金は貯まるし、体重も軽くなります。この春は心機一転、節約とダイエット、始めてみませんか?

(岩崎弘美/フォルサ)

※この記事は2016年03月31日に公開されたものです

フォルサ

ライティング、編集、DTPまで手がける制作グループです。
“フォルサ”はポルトガル語です。「がんばれ!」と応援する言葉ですが、サポートするという意味もあります。女性の為になる情報を間口を広く扱っていきます。

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