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ニート税にペット税、さらにデブ税まで! もしも、新しい税金制度を作るなら?

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

消費税の軽減税率に関する論議が交わされています。国にとって税収は必要ですが、納める側としては納得できる形で払いたいですね。もし、自分で新しい税金制度をつくるとしたら、どんな税金を導入しますか? 働く女性たちにアンケートをとってみました。

体重オーバーで課税!?

・「肥満税。太っている人は自己管理ができていない証拠。将来的に医療費もかさむはずなので、税金を課せばみんな健康的に自己管理をするようになると思う」(28歳/機械・精密機器/技術職)
・「太っている人に、デブ税」(32歳/その他/事務系専門職)
・「太っている人が電車に乗るときに課すデブ税。太っている人が普通の人と同じ額で電車に乗るのは不平等な気がするから」(26歳/自動車関連/事務系専門職)
・「ダイエット税。がんばって標準になった人は減税」(31歳/アパレル・繊維/事務系専門職)

けっこう多かったのが、太った人から税金を徴収するという意見。「肥満税」ではなく、ストレートに「デブ税」と名付ける人が複数人いたのがなんとも言えません……。課税の基準を体重にするか、それとも体脂肪率やサイズでの判断にするか、方法はいろいろありそうです。

アウトローな生活者から厳しく徴収

・「非行税、犯罪税。悪いことをした人に罰金に変わる課税。風紀を乱したり、秩序を守らない人は子どもを含めて課税する」(33歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「ニート税。ニートだったら税金を課す」(30歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)

勤労意欲を持たないニート生活で、自分だけの世界にどっぷりハマっていたらマズいかも。元非行少年や犯罪者には長期間、税金という形で国に奉仕してもらうという意見も。

趣味やぜいたく品にはもっと課税を!

・「お酒を飲みすぎる人に酒乱税」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「飛行機のファーストクラスにぜいたく税」(30歳/通信/事務系専門職)
・「ペット税。ペットも子どもと同じだと考えて、住民税のような制度を作ったほうがいいと思うから」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

ファーストクラスの料金自体がすでに高いと思うのですが、さらに「ぜいたく税」を追加するとは、なかなか豪快。ビジネスクラスにも適用できそう? ペット税は飼っている人全員を対象にすると、かなりの家庭が圧迫されるので、「2匹までは非課税」など控除枠を設けるといいかも?

賛否両論の独身税

・「独身税はつくらなくていいと思う。だって扶養家族がいないってだけですでに税金が高いんだから、独身税のようなものがすでにあると思う。タバコ税はいると思う」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「独身税がもしあるなら、結婚しても子どもを設けていない人からも税金を取る」(23歳/小売店/事務系専門職)
・「独身税。子孫を残していないのに年金をもらおうなんて甘い」(26歳/運輸・倉庫/営業職)

独身税に対する意見はさまざま。やはり子育ての負担がない自由な独身生活を楽しむには、ある程度、身を切る必要があるのでしょうか。既婚で子どもがいない人の中には、望んでいてもできない人がいます。そう考えると課税対処にはしづらいですね。

こんな税金はいかが?

・「この頃高齢者による交通事故が多いので、免許を返納したり、持っていない高齢者には税金を優遇する」(31歳/医療・福祉/専門職)
・「外資系ハブリよい税。あの人たちの洋服代でも税金かけてほしい」(29歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)
・「生活習慣病税。ほとんどが自己管理ができていないからかかると思うので、不健康な生活を送る人が減りそうだから」(30歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)

高齢ドライバーは見ていて心配なときがあります。本人は「まだまだ大丈夫」と思っていても、事故が頻発していますよね。運転しない人の税金を優遇するのはアリかも。生活習慣病は病気になってからではなく、かかりそうな生活をしている段階で税金を課すほうがいい!?

まとめ

自分が課税対象にならない分には「こういう税金もいいんじゃない?」と軽く言えますが、その分、どこかの誰かに負担が生じます。公正感を追求したら、簡単には決まりません。借金大国・日本の未来を考えると、今までなかった税制の導入は避けられなさそうですが……。

(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)

※画像はイメージです

※『マイナビウーマン』にて2015年11月にWebアンケート。有効回答数176件(22~34歳の働く女性)

※この記事は2016年03月23日に公開されたものです

中澤美紀子/OFFICE-SANGA

普段、足を運ぶのは店や文化施設などひたすら「屋根のある場所」! 年々戸外の空気から遠ざかり、濃密な屋内時間を過ごしているモノ書き女。

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