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喫煙者は要注意!? 顔の印象を左右する、「ほうれい線」の原因と解消法

石部千晶/六識

吉田貴子

年齢の印象を左右しかねないほうれい線。「昔は気にならなかったのに、笑ったあとに全然消えない……」「電車の窓に映った自分のほうれい線の深さにビックリ!」なんて経験はありませんか? そこで今回は、女性のみなさんにほうれい線に関する悩みやセルフケア方法について徹底調査! また、「ほうれい線」の原因や解消法をくわしく知るために、渋谷スキンクリニックの院長・吉田貴子先生にお話をうかがいました。

Q.自分の肌の「ほうれい線」は、気になりますか?

まず、「ほうれい線」が気になるかどうか、という質問をすると、気になる人と気にならない人が、約半分ずつという結果に。20代前半でも気になるという人もいれば、30代でも気にならないという人もいるようです。

<「とても気になる」「やや気になる」と回答した女性の声>

■笑ったときにくっきり

・「最近、笑ったときなどにちょっとほうれい線が深くなってきたような気がする」(25歳/食品・飲料/専門職)
・「ずっと笑っていると、ほうれい線がくっきりとして恥ずかしい」(28歳/ソフトウェア/技術職)

笑顔になると目立ってしまう人が多いようです。笑顔で写った写真を見て「こんなにほうれい線が出ていたのか」と驚いたという声も。

■化粧が……

・「ファンデが溜まる」(31歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「化粧跡がくっきり残ると、おばさんぽくて嫌」(27歳/電機/事務系専門職)

ファンデーションなどがたまって気になるという意見もありました。隠そうと思って重ね塗りをすると、さらに溝に化粧がたまって……なんてこともありますよね。

■朝は気にならなかったのに!

・「最近夕方になるとほうれい線が目立つようになった」(28歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「午前中は気にならないが、午後になるとしわのあとが残る」(27歳/医療・福祉/専門職)

夜になるにつれ気になるという人も多くいました。夕方に鏡に映った自分を見て「これが私!?」と目を疑いたくなることもしばしば……。

<「あまり気にならない」「まったく気にならない」と回答した女性の声>

続いて、気にならないという人の意見を聞いてみました。

■気にするにはまだ若い!

・「いまはあまり気にならないけど、将来出てきそうで怖い」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「まだほうれい線がないので気にしていない」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

20代前半の人たちは「若いから平気」という声が多かったです。ただ、気にならないという人たちも“いまはまだ”という意識があるよう。数年後の自分の肌がいまの状態をキープできているか、といわれると不安に感じているのかも。

■ほうれい線を受け入れているので気にならない

・「加齢によって出てくるものだから、自然なものとして受け入れている」(28歳/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「笑いじわだと思っているので、あまり悩んだことがない」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

ほうれい線の存在を受け入れているという人も。

<「ほうれい線」を解消するために実践していること>

では、気になる「ほうれい線」に対して、どのような対策をしているのでしょうか?

■顔トレーニング&マッサージ

・「口を閉じて舌を回すマッサージをしている」(29歳/建設・土木/事務系専門職)
・「顔ヨガ。表情筋を動かして、たるみをなくすようにしている」(34歳/医療・福祉/専門職)
・「かっさでマッサージをしてみる」(34歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

■保湿でしわを撃退!

・「ほうれい線のところに、保湿成分の美容液をしっかりつけている」(25歳/医療・福祉/専門職)
・「とにかく保湿をしっかりするようにしています。パックは必須です」(31歳/建設・土木/事務系専門職)
・「乾燥しないようにクリームを塗っている」(23歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

舌や顔の筋肉を動かすなどして、表情筋を鍛えているという意見が目立ちました。化粧水をつけるときのタイミングで、髪を乾かしながらなど、何かをしながらやるクセをつけるとマッサージも面倒だと感じず続けられそう。また、保湿を意識している人も。コツコツとした毎日のケアは大切ですよね。

<皮膚科医に聞く、「ほうれい線」の原因と解消法>

世の女性は、自分なりのほうれい線の改善策を持っていることがわかりました。でも、具体的にどんなケアを意識すればいいのでしょうか。今回は、渋谷スキンクリニックの院長・吉田貴子先生にほうれい線の原因と、解消方法を教えてもらいました。

◆「ほうれい線」の主な原因は肌のたるみ

「ほうれい線の主な原因は、加齢による肌のたるみ。肌を持ち上げる力がなくなってくるんです。紫外線もほうれい線の大敵です。紫外線を浴びることで肌の老化が進み、結果としてほうれい線が目立つことにつながっていくんです。そして、喫煙者は将来的に肌がボロボロになって、ほうれい線が深くなることが予想できます。また、骨格の作りによってほうれい線が出やすい人と出にくい人にわかれることもあります。頬の筋肉が強いと、かえってほうれい線が際立ってしまったり、小鼻の横のくぼみが深いと陰になってくっきりと見えてしまうなど、理由はさまざま。ちなみに、夜になるとしわが濃くなってくるのは、重力によって肌が下がっていることや口まわりの乾燥が原因と考えられます」

◆紫外線を避けて「ほうれい線」を防ごう

「一度できてしまったほうれい線は、残念ながら消えることはありません。できる前に対策をすることが肝心です。対策としてできることは2つ。紫外線を避けることと、喫煙をしているのなら、やめることです。日焼け止めをしっかり塗るなど対策をしっかりして、紫外線から肌を守りましょう。小じわを目立たなくするという観点では、保湿も有効ですよ」

<さいごに>

一度できてしまったほうれい線は消えないと聞いてショック! これ以上深くしないために、紫外線対策を徹底したいところ。紫外線は1年中降り注いでいますから、季節に関係なく日焼け止めを使用するクセはつけておきたいものです。また、現在、タバコを吸っている人は、やめるよう努めるのがベター。5年後、10年後の自分の肌を見て後悔することのないよう、ケアを意識していきましょう!

取材協力:吉田貴子先生
皮膚科・美容皮膚科医。2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科と美容皮膚科を開設し、あらゆる肌の悩みに向き合っている。なかでもニキビ治療を得意とする。また、肌トラブルだけでなく、ダイエットやアンチエイジング、発毛治療など、美容にまつわるさまざまな悩みに対応してくれる。テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。

(取材協力:吉田貴子、文:石部千晶/六識)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.14)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2016年02月27日に公開されたものです

石部千晶/六識

「こんな情報がほしかった!と思ってもらえるような情報をお届けしたい」という想いから、舞台照明の仕事を経てライターに転職。昔から書くことが好きで、小学生のころから日記を書きためている。現在は、主にグルメや旅をテーマにした取材・執筆を行う。プライベートでは動物との触れ合いが何より好きで、牧場に行ってはムツゴロウさんのようになっている。

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吉田貴子

皮膚科・美容皮膚科医。2004年に渋谷スキンクリニックを開業。一般皮膚科と美容皮膚科を開設し、あらゆる肌の悩みに向き合っている。なかでもニキビ治療を得意とする。また、肌トラブルだけでなく、ダイエットやアンチエイジング、発毛治療など、美容にまつわるさまざまな悩みに対応してくれる。テレビや雑誌などのメディアでも活躍中。

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