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【マリアージュレッスン】ムリしなくても大丈夫! “がんばる婚活”をやめたほうがいいワケ

斎藤芳乃

30歳前後から、途端に現実味を帯びてくる「結婚」の話。「婚活しなきゃ!」と思っていても、何からはじめたらいいのかわからなかったり、結婚相手にふさわしい男性に出会えるのか不安になったりしてしまうもの。これまで多くの女性たちの恋愛・結婚の問題を解決してきた、マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃先生に、婚活の悩みを解決してもらいましょう。

■今回のお悩み

支えてくれる人がいてほしいと思う一方で、積極的に婚活をする気にはなれません。モチベーションをあげるにはどうしたらいいでしょうか?(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

「婚活=がんばること」は誤解!

婚活へのモチベーションがなかなかあがらないのは、実は不思議なことではありません。婚姻率もどんどん下がっている中、婚活も決して楽なものではないからです。それに、ただでさえ今までひとりでがんばってきて、支えてくれる人がほしいのに、婚活でも「もっとがんばらなきゃ」と感じてしんどくなるのは、当然のことですよね。たくさんの女性との競争をして、「好かれなきゃ!」と意気込んで、自分を押し殺して相手に合わせ、男性に受け入れてもらわなければならない……。それはとても苦しいことです。このような状態が続くといわゆる“婚活疲れ”になり、積極的に婚活をしようという気持ちになれなくなります。

しかし、ここに大きな誤解が存在しているんですね。なぜかというと、何かとがんばるイメージがある婚活ですが、実際の婚活の成功率の高さは、がんばることや男性にむりやり合わせることとは正反対のところにあるからです。

まじめな女性ほど、「がんばって男性に受け入れてもらう」「がんばって愛される自分になる」ということを考えてしまいがちですが、男性は女性を愛するとき、「がんばっている人、すばらしい人を愛そう」とは思いません。守ってあげたくなるような人であったり、自分を大切にしてゆったりと過ごしている人であったり、喜びにあふれ、自分らしく人生を楽しんでいるような人と、人生を一緒に過ごしていきたくなります。言い換えれば、「がんばることをやめて、自分らしく生きる」ようになってこそ、男性が愛したくなるような女性らしさがあふれ出て、プロポーズされる状態になるんですね。

(斎藤芳乃)

【次ページ】がんばる婚活をやめて、本当のパートナーに巡り会う方法とは?

それでは実際に、がんばる婚活をやめて本当のパートナーに巡り会うためには何をすればいいのか、具体的に見ていきましょう。

がんばる婚活をやめて、本当のパートナーに巡り合う方法

(1)誰かに助けてもらうクセをつける

「支えてくれる人がほしい……」と思うほどがんばってしまう女性は、実は他人からの助けを普段から受け入れ慣れていません。すると、他人からの愛情や助けを受け入れるのが下手なので、ついがんばってしまい、男性が女性を助けたがる気持ちを阻害してしまうんですね。

ですので、普段から積極的に自分の弱さを認めて、周囲の人に助けてもらうクセをつけてみましょう。「仕事が大変だから手伝ってくれないかな?」とお願いする、人に助けてくれると言われたらそれを拒絶せず、快く受け入れるなどです。こうして「愛され、守られることを自分で許す」ことができたとき、守られる心の器ができ、さらにあなたを支えてくれる男性が現れるはずです。

(2)エネルギーを取られる嫌なことをやめる

仕事や目の前のことに忙殺されていると、そちらにエネルギーを取られてしまい、その結果、毎日追われて目の前のことをこなすだけの時間が続きます。そして、この状態で男性と関わろうとしても、重さや息苦しさが相手に伝わり、縁が遠のいてしまいます。

こうした状況から自分を助けるために、嫌なことは積極的にやめ、自分が心地よくいられるようにしてあげてください。たとえば、残業を断る、他人からの愚痴を聞くのをやめる。その代わりに自分の時間を楽しむ、リラックスできるマッサージを受けるなどです。愛は安全な感覚から生まれます。自分が安心できる時間を過ごしてみてくださいね。

(3)「自分がどうしたいか?」を軸に行動する

普段から我慢し相手に合わせてばかりいると、男性選びにも影響して、相手を自分に合わせようとする王様タイプの男性と引き合ってしまいます。婚活ではこのクセをやめ、もっとわがままを許してみてください。自分が楽しいことは何か、自分が生きたい人生は何か……。「相手がどう思うか?」ではなく、「自分がどうしたいのか?」ということを軸に行動してみましょう。

こうすることで自分のアイデンティティが育ち、自分の生き方に合った人が自然と引き寄せられるようになっていきます。やりたいことを自由にやっていたほうが、男性の目からも「この人は生き生きとしている」と目にとまりやすいのです。

(4)ワクワクする体験をして、感性を磨く

ひとりでがんばる生き方は男性的な我慢・犠牲・思考によるもの。けれど、本当の愛を引き寄せるのはそれと正反対の感受性です。普段からがんばって自分を抑えながら過ごしていると、いつのまにか男性のように生きることが当然になってしまうため、恋愛でも男性からは「男みたい」と思われてしまい、恋愛感情が動きません。

がんばることをやめて、もっと感受性をひらいてすごしてみましょう。趣味に時間を割いたり、リゾート地に旅行に行ったり、好きな映画を見て感動したり……。心がうれしい、楽しい、ワクワクするような体験を自分に与えてあげることで、どんどん女性的な感性が磨かれます。そして、そんな喜びあふれるあなたを見て、男性は「この女性とならずっと楽しく過ごせそうだ」「もっと2人で人生の喜びを作っていけそう」と思うようになります。

(斎藤芳乃)

【次ページ】がんばる婚活をやめた女性が、幸せをつかんだエピソード

がんばる婚活をやめた女性が、パートナーに巡り合えたエピソード

ある相談者も、婚活へのモチベーションがあがらず、出会いにがんばることに疲れて苦しんでいました。知らない人とむりやり話して気に入られようとしたり、ただでさえ仕事でがんばっているのに、さらに休みの日に出かけて大勢の人と話したり……。そして成果がないと「自分なんてダメなんだ」とガッカリして負のスパイラルに陥ってしまっていたのです。「がんばってるのに、もうこれ以上がんばれない……」、そう嘆く毎日でした。

しかし、男性が愛したくなるルールを知って、今まで自分が正反対のことをしていたことに気づき、まずは婚活をお休みして自分らしくいるように心がけたのです。

休みの日はゆっくりおいしいお茶を飲んだり、好きな花を見に旅行に行ったり……。また、それまで仕事もがんばりすぎていたため、残業も進んで断るようにし、好きなアクセサリー作りなどをして、リラックスして過ごすようになりました。そうして、十分に自分らしく輝き、のびのびとした笑顔を取り戻せたとき、たまたま友人の付き合いで行った飲み会で、年上の男性に一方的に見初められたのです。

彼は、彼女の愛らしい笑顔やゆったりした雰囲気、そして花や自然が好きだというところに惹かれたそうです。まさに、がんばることをやめて自分らしく生きるようになった瞬間に、「その自分と共に歩んでくれるパートナー」が現れたのです。そして、以前よりずっと楽に生きているのに、今もパートナーに愛され、大切にされています。こんなふうに、がんばることをやめたほうが、ずっと幸せな縁が引き寄せられるのです。

本日のレッスンまとめ

支えてくれる人がいてほしいと思う一方で、積極的に婚活をする気になれない女性が、モチベーションをあげるには?

「婚活はがんばること」という考えは誤解! がんばる婚活をやめて、パートナーに巡り会うためにすべきことは以下の4つ。

(1)誰かに助けてもらうクセをつける
(2)エネルギーを取られる嫌なことをやめる
(3)「自分がどうしたいか?」を軸に行動する
(4)ワクワクする体験をして、感性を磨く

がんばることをやめて自分らしく生きると、男性が愛したくなるような女性らしさがあふれ出て、プロポーズされる状態になります。

最後に

我慢し、がんばる婚活から、自分らしく喜びにあふれた毎日を過ごしながら、自然にもっと愛され助けられ、喜びが増える婚活へと自分をシフトしましょう。「苦しんで幸せを得る」、そんな生き方はもう終わりにして、これからはもっと楽に、もっとありのままのあなたを愛される婚活をはじめてみてくださいね。

(斎藤芳乃)

※この記事は2016年02月25日に公開されたものです

斎藤芳乃

マリアージュカウンセラー。
女性の恋愛・結婚の問題を解決する心の花嫁学校マリアージュスクール主宰。「自尊心」の大切さを訴え、幼少期のトラウマや家族関係をベースに、潜在意識にある不幸の根本的な原因を見抜き、現実を変化させる心の専門家として活躍中。特に女性の幸せな結婚や恋愛をテーマに、DV経験、離婚歴のある女性たち、40代後半たちが結婚するなど、恋愛問題を劇的に解決する。東京・大阪・名古屋で開催される講座には、10,000人以上の女性が参加。北海道や沖縄のみならず海外からも受講者が訪れる。また個人セッションの申し込みは、予約開始から5分で満席となる人気ぶりを博している。

●斎藤芳乃公式ブログ:http://ameblo.jp/yoshinosaito/

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