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【カラダのお悩み】原因は何? 痛くてつらい「口内炎」を早く治す方法4つ

有江 さとみ/ナナネール!

蘇原しのぶ

食事がおいしく食べられなかったり、口の中が痛かったりと、とってもやっかいな口内炎。気づいたら治っていることも多いので、あまり深刻に考えることは少ないのでは? しかし、何度も繰り返し再発していたり、長引いたりしている場合は注意が必要かもしれません。今回は、「口内炎」ができるメカニズムと、できたときの対処法を、高輪皮膚科・形成外科の蘇原しのぶ先生に教えていただきました。

◆今回のお悩み


気づいたら口内炎ができて、なかなか治らない。口内炎ができる原因は? 早く治す方法は?(28歳/情報・IT/事務系専門職)

◆「口内炎」の原因って?

口内炎とは、口の中で起きる炎症のことです。症状が起きる原因はさまざまなことが考えられます。

内的な要因としては、口腔内の粘膜を維持するために大切なビタミンなどの栄養不足や、疲れ、ストレス、不規則な生活などが積み重なり免疫力が低下することで起こりやすくなると考えられています。

外的な要因では、不十分な歯磨き、喫煙での口内環境の悪化が挙げられます。また、歯並びが原因で頬の内側と歯が当たり雑菌が繁殖し、口内炎ができる場合もあります。

基本的に口内炎は1~2週間もすれば治ることが多いです。しかし、色が白く、口内炎が深くえぐれている「アフタ性口内炎」や、何度も再発する、慢性的にできるという場合は、病気の初期症状の可能性があるかもしれません。

「口内炎と同時に目に異変を感じている」「体のほかの部位にも疾患が起きている」といった症状があるときは「ベーチェット病」が疑われる場合もあります。目、血管、外陰部などに炎症性発作を繰り返す難病の疾患で、今も病因ははっきりとわかっていません。

また、膠原病の一種で、全身のさまざまな場所や臓器に炎症を引き起こす「エリテマトーデス」の初期サインの可能性も。いずれも、異変を感じたら必ず病院を受診するようにしましょう。

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