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マイナビウーマン「アドテック東京2015」にてメリー、グノシーとトークセッション~スマホ時代における記事広告の作り方~

12月1日(火)、2日(水)の2日間、東京国際フォーラムでデジタルマーケティングカンファレンス「アドテック東京2015」が開催。広告代理店やアドテク企業が約120社出展し、業界関係者などが数多く来場されました。
大手キュレーションアプリGunosy(グノシー)のブースにて、女性向けメディアを代表して、マイナビウーマンとMERY(メリー)が「スマートフォン時代における記事広告の作り方」をテーマにトークセッションを行ないました!


そちらの模様をお伝えします。

女性メディアを代表する2メディア、それぞれの強みとは

マイナビウーマンの鈴木裕美

12年継続中の定番メディアの“マイナビウーマン”より、広告制作担当の鈴木裕美が登壇。マイナビウーマンの強みは「10年以上メディアを継続している経験と5500案件以上の実施により培ったノウハウ、豊富なユーザーデータにより効果の出る、ユーザーに響く記事制作ができること。それと大型のプロモーションといった多彩なソリューション提供が可能であること」と話しました。

メリーの伊藤弥生さん

一方、ここ2年で急成長を遂げるキュレーションメディア“メリー”より、広告事業部の伊藤弥生さんが登壇。メリーの強みは「ここ2年で広告の売り上げが3倍になるという急成長を遂げている点、ユーザーロイヤリティーの高さや継続出稿されるクライアントの多さである」と語りました。

定番メディアと新進気鋭メディア、両者から学ぶ「スマホ時代の響く記事広告の作り方」を詳しく見てみましょう。

記事広告を作る際の工夫

セッションで浮上したのは、「PVはいいのに、ユーザーの理解が低い、CTRやCVRが低いということにならないためにどうしたらいいのか?」ということでした。

鈴木は「クライアント企業が伝えたいことをユーザーの目線に置き換えることが大事」とその解決方法を説明。マイナビウーマンでは、豊富なデータを元にユーザーのプロファイリングをまず行い、クライアント商品はどういうマインドを持つユーザーに届けるのが一番かを考えて作っている、とのこと。また、ユーザーにとって興味のあるタイトルや見出しであっても、それが本当にクライアントの商品に結びつくのかを振り返ることを意識しているそう。現在のユーザーは「本当に価値のある情報を見たい」「本当に必要なものにお金を使いたい」と考えている、ユーザーにとって意味のある情報を届けることを常に意識して作っていると話しました。

伊藤さんによると「クライアントとユーザーの溝を埋めるのは『共感』である」とのこと。メリーではトレンドキーワードや人気の切り口を用いて、女の子の流行や気分に共感をもたせていると話しました。

記事広告の出稿メリットとは

続いて「記事広告だからこそ実感できる効果やメリット」について、対談は続きました。

伊藤さんは「PV、CTR、CVといった『定量』面と、記事の質や商品理解、ユーザーの反応が見れるという『定性』の両面の効果がある」と話し、女性メディアへの出稿は女性向けのイメージの訴求につながると、メリットについて触れました。

「マイナビウーマンではPV、CTR、CVという基本数値はもちろんのこと、事前事後調査の実施により、ユーザーの態度変容をきちんと追うことでブランドスイッチやユーザーの意識変容を数値化。それをKPIの設定するケースも多い」と話す鈴木。PVなどの表面上の数値だけでなく、CVに近い数値を効果としてレポートすることでクライアントに安心感も与えることができると話しました。また記事のクオリティの高さにも触れ「普遍的な女性の悩みを解決するなど『こんな切り口があるんだ!』とクライアントの思いつかない切り口を考え出すのが女性メディアのあり方だと思う」と語りました。

これからの記事広告、その未来図

これからの記事広告はどうなっていくのか、2メディアの考える未来図についてセッションはいよいよ大詰めに。

「キュレーションメディアであるメリーの中にクライアントのサイトを作るなど、中長期的な取り組みを展望している」と伊藤さん。

一方の鈴木は「マイナビウーマンは既にオウンドメディアを一緒に作ったり、タイアップに連動した小説を書籍化するなど、枠組みを超えて、さまざまな取り組みをしている。単発的な出稿ではなく、クライアントと一緒に長期でPDCAを回して行きつつ、これからは企業のCSRに貢献するような女性応援のプロジェクトを実施するなど、ユーザーがはっと驚くような取り組みもしていきたい」と話し、セッションは締めくくられました。

 

まとめ

豊富なノウハウの蓄積がある定番メディア“マイナビウーマン”、勢いのある若手メディア“メリー”、どちらの女性メディアも共通して言えることは「ユーザーのニーズに答える切り口に長けている」ということでした。ユーザーの求める記事が、クライアントにとっても効果につながる意義のある記事。「ユーザーのことを考えた記事を作ることで、自然と商品を訴求できる」という鈴木の言葉に、これからの記事広告のあり方が凝縮されているように感じました。

(マイナビウーマン編集部)

※この記事は2015年12月02日に公開されたものです

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