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給水ならぬ“給ワイン”!? ワインを飲み仮装して走るメドックマラソンとは

ワインを飲み仮装して走る「メドックマラソン」をご存知ですか。世界的なワインの銘醸地である、フランス、ボルドーのメドック地区で、毎年9月に開催されるフルマラソン大会です。世界各国から約1万人の参加者が集うこの大会では、日本人の参加者も年々増えています。仮装をして広大なぶどう畑の中を走り、シャトーで美味しいワインを飲む…。そんなメドックマラソンの魅力を、実際に参加してきた旅行会社・旅工房のスタッフが紹介します。

(c)TABIKOBO

【ポイント①】“給ワイン“でエネルギーチャージ!?

メドックマラソンの楽しみは何といってもワイン。マラソンコースには2~3kmごとにシャトーがあり、参加者は好きなところで立ち止まりワインを楽しむことができます。ワインはプラスチックカップで出されることが多いですが、グラスに注がれて振る舞われる場合もあります。ちなみにワインだけでなく水も用意されているのでご安心を!

<参加スタッフよりオススメ>

一番印象的だったのはやはり最初のシャトー。敷地内に到着するや否や参加者たちは走るのをやめ、ワインを手に取り陽気に乾杯!走る目的を忘れてしまったかのように、歌ったり踊ったり大盛り上がりでした。美味しいボルドーワインを青空の下で飲むひとときは最高ですね。事前にマラソンコースが発表されるので、必ず飲みたいシャトーはチェックしておくと良いと思います。(2014年参加 旅工房 山下)

【ポイント②】毎年テーマが決められる仮装!

メドックマラソンでは毎年、仮装のテーマが決められています。2013年のテーマはサイエンスフィクション(SF)、2014年はカーニバル、2015年はドレスアップでした。アニメのキャラクターや着ぐるみ、タキシード、ピエロ、女装、各国の伝統衣装など、思い思いの仮装をした集団がぶどう畑の中を走る風景もメドックマラソンならでは。中には派手に装飾した山車を押して走るグループもいるなど、フランスの大会らしい自由な雰囲気を感じられます。

<参加スタッフよりオススメ>

仮装の効果もあってか、参加者は走る前からハイテンション。会場に到着すると様々な仮装をした海外の人たちに声をかけられ、いつの間にか撮影大会に。これで走れるの?と思うような凝った仮装をしている人も多く、見ているだけで楽しいです。(2015年参加 旅工房 堀江)

【ポイント③】沿道からの声援や生バンドでお祭り騒ぎ!

陽気なバンド演奏の中でカラフルな紙ふぶきが舞い、人々の歓声や拍手で湧く午前9時30分、メドックマラソンはスタートします。沿道では大人から子どもまでたくさんの人が「アレー!アレー!(頑張れ!)」と声援を送り、笑顔のハイタッチで元気づけてくれます。沿道で応援する人まで仮装しているのがまた面白いところ。コースやシャトーのいたるところではバンドやオーケストラが音楽を奏で、最初から最後までお祭り騒ぎです。

<参加スタッフよりオススメ>

沿道から地元の人が「こんにちは~」や「がんばれ」と日本語でエールを送ってくれたり、他のランナーが「ヘイ マダム」と肩をポン!と叩いて励ましてくれたり。人生初めてのフルマラソンでしたが、たくさんの声援に元気づけられ無事に完走できました!(2015年参加 旅工房 堀江)

【ポイント④】最後は生ガキ、ステーキ、チーズにアイスクリームも!

各シャトーではバナナやオレンジ、パウンドケーキ、クッキー等でエネルギー補給ができる他、マラソンの終盤では簡単な食事も出てきます。最初は生ガキ。山積みになった生ガキの中からスタッフが殻を剥いて手渡してくれます。生ガキの横には白ワインも用意されています。次はサイコロステーキ。ミディアムレアの肉が焼き上がると参加者が一斉に手を伸ばしてほおばります。またしばらく走ると、チーズやぶどう、チョコレートのアイスバーが出てきます。最後はシャンパンも振る舞われ、フルコースで締めくくります。

<参加スタッフよりオススメ>

ワインだけでなく最後は食事まで出てくるなんて本当にユニークなマラソン大会。どれも美味しく、最後まで楽しい気分で完走できました。制限時間ギリギリだと食事が少なくなりがちなので、必ず食べたいという方は早めのペースで走ることをおすすめします。(2014年参加 旅工房 山下)

【ポイント⑤】完走賞はメダルとワイン! 優勝者には体重分のワインも!?

制限時間の6時間30分以内にゴールをすると、完走賞としてメダルと赤ワインボトル1本がもらえます。事前に配布されたTシャツも含めメドックマラソンの良い思い出の品になりますね。完走後はテントでビールやコーラ、スナックなどが提供されます。ここでも完走の喜びで参加者たちが飲んだり踊ったりとっても賑やか。最後の最後まで楽しい時間を過ごすことができます。ちなみにメドックマラソンでみごと優勝した男女それぞれ1名には、体重分のワインが贈られます。

<参加スタッフよりオススメ>

メドックマラソン完走を目指していたので、ゴール前のレッドカーペットが見えてきたときはとても嬉しかったです。私は6時間29分48秒でのゴールでした。制限時間は6時間30分とされていますが、2014年も2015年も実際は7時間ほどまで延びました。メドックマラソン完走はまさに一生の思い出。完走ワインは一緒に走った皆さんと楽しみ、メダルは自宅の部屋に大事に飾っています。(2014年参加 旅工房 山下)

旅工房参加スタッフ:堀江裕子(左下・2015年参加)、山下佳奈(右上・2014年参加)

旅工房参加スタッフ:堀江裕子(左下・2015年参加)、山下佳奈(右上・2014年参加)

メドックマラソンは、マラソン大会というよりも“ワインの祭典”というほうがぴったり。ベテランランナーだけでなくワイン好きなマラソン初心者など、幅広いランナーが参加しています。ワインあり、仮装ありの特別なマラソン大会だからこそ、メドックマラソンはチームで参加するのが◎。チームワーク重視の旅工房のメドックマラソンツアーでは、出発前のマラソン練習会や交流会から始まり、現地では任意参加の朝練もあります。またボルドーでのシャトー巡り付きツアーもあり、とことんワインを楽しみたい方におすすめ。マラソン好き、ワイン好き、仮装好き(?)な方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

(旅工房)

※オーダーメイドの旅を提供する旅行会社・旅工房 メドックマラソンツアー2016 仮登録受付中!

※この記事は2015年10月23日に公開されたものです

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