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【言ってはいけないクソバイス】男の子を紹介してくれようとした友人にイラッ! どう切り返す?

犬山紙子

恋人がいないとき、女友だちが男性を紹介してくれることってありますよね。でも、ときにはそんな女友だちにイラッとすることも。そんな女友だちとのモヤモヤを、エッセイストの犬山紙子さんは「クソバイス=(クソみたいなアドバイス)」と命名。今回は、女友だちとの「クソバイス」エピソードと、上手な切り返し方を、犬山さんの新刊『言ってはいけないクソバイス』の中から紹介します。

◆女友だちからのクソバイス

・紹介してあげるって言ってるのに、断るから駄目なんだよ

友人の男の子を紹介してあげるという提案を断ったとき、「あんたはいつもそうやって、紹介してあげるって言ってるのに断るからダメなんだよ。会ってもいないのにそんなこと言わないで」と言われました。仕事や見た目がやんちゃ系で苦手なタイプだから断っただけなのに……。(33歳/女性/Mさん)

◆犬山紙子の回答

この仲人型クソバイスは、断ると怒られるという避けられないトラップ。つらい……。何か「いいことを言っている風」なのもムカつきますね、お前はスラムダンクの安西先生か! 出会いたくないものは出会いたくないんじゃい! それにしても、このバイザー(クソバイスをする人たち)の仲人願望って一体何なのでしょうか。「本当に幸せになってほしい!」っていう気持ちもきっとある。だからこそ、断られたときに辛辣なことを言ってしまうのでしょうが、「下々の者に施しを与えて感謝されたい」というのもあると思うんですよ。じゃないとこんな上から目線飛び出さねーぞ! 「感謝されるはずなのに、下の人間が私のおススメ男子を断るとは何事?」ってね。感謝される喜び、これぞ、仲人快楽ではないでしょうか(言葉勝手に作った)。人に感謝されたいってモチベーション自体は誰しもあるし、いいことだとも思うのですが、勝手に自分の中で上下関係を作ってしまって、施し感覚でやってしまうと、それは余計なおせっかいで終わるのでしょう。これ、紹介相手の男子にもいい迷惑なのかもしれませんね……。

このクソバイスに対する返しは……

「人と人をマッチングさせることに幸せを感じられるそのピュアさ……。一緒に婚活サイト立ちあげよっか?」

ぜひMさん以外に、その仲人願望をぶつけてくれ!

◆犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊) 1,000円(税抜)
2015年10月15日(木)発売

※本文は、犬山紙子『言ってはいけないクソバイス』(ポプラ社刊)より

※この記事は2015年10月05日に公開されたものです

犬山紙子

1981年生まれ。エッセイスト。美人なのになぜか恋愛が上手くいかない女性たちのエピソードを綴ったイラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)で作家デビュー、女性観察の名手として注目を浴びる。SPA!やananなどで連載中。「スッキリ!」、「みんなのニュース」などコメンテーターとしても活躍する。

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