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ええっそこまで!? 女子が「女子旅」にかけるエネルギーと気配りがハンパない件

ドライブたまにはオンナだけでのんびり女子旅でもしない? こんな言葉がウキウキ楽しく聞こえるのも、この記事を読むまでかもしれません。今回の、女子旅で気を付けていることをなんでも教えてください、というライトなアンケート、「なし」はほとんどありませんでした。もちろんごく当然の気遣いもありますが、なかには「その旅行は楽しめるの?」と心配になるほどのコメントも……。「何も考えずに女子旅に出る女子はいない」という、切ない結果となりました。

そりゃそうだ

・「トイレのふたはきちんとして、早めに出る。自分がトイレしたくなったときに出てくれなくて、冷や汗が出たから」(29歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

・「ホテルでのシャワー、お風呂は短めに。友達にシャワーの長い子がいて、仲良しだけどその点ではちょっとイライラするから(笑)」(28歳/機械・精密機器/その他)

・「のびのびのパジャマは避ける」(29歳/自動車関連/技術職)

・「疲れても図々しくならないようにしている。友人が自己中で、朝トイレに入ると30分出てこなかったり、寝たいベッドを毎回選んだりとふてぶてしいので、そうならないようにしている」(27歳/電機/営業職)

まずは、女子旅というより、他人と旅行に行く際の当然のマナーから。「化粧するときは洗面台を譲り合う」など、洗面台・バスルームを独占しないように気を付けている女性が多かったです。

みんな意外とナーバス

・「すっぴんとか着替えはあまり見ないようにする」(23歳/生保・損保/事務系専門職)

・「彼氏とは、浴衣が脱げていてもいいかって感じだけど、女子旅は浴衣が乱れすぎないように寝る」(33歳/金融・証券/専門職)

・「小さなことで気遣いを見せる。化粧品を貸すとか、食べ物を分け合うとか。みんなで楽しむ感が重要」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「化粧品を忘れないようにしている。忘れたからといって借りるのは気が引けるし、買いに行こうとすると、『貸すよ』と言われてしまうから」(32歳/その他/事務系専門職)

女子旅ならではの気遣いがこちら。化粧品の貸し借りすらも微妙なようですが、甘えてしまってもよいのでは? 忘れちゃった、貸してあげる、そんなやり取りも旅行ならでは、です。

合意が命

・「とにかくどんな小さいことでも、みんなの了解がいる」(31歳/建設・土木/事務系専門職)

・「みんなの意見を均等に聞く」(33歳/生保・損保/営業職)

・「できるだけグズグズしないようにする。優柔不断の塊になるから、一人でも指揮のとれる人がほしい」(30歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

とにかく多かったのが「一人で決めない」「相手を尊重」。けれど、結局求められるのはリーダーシップというこの矛盾。

ケンカがこわい!?

・「美容や食事など、相手とこだわりポイントのランクをなるべく同じようにすること。差があるとケンカになるので」(28歳/機械・精密機器/技術職)

・「とにかく、どんなことがあっても文句を言わないこと。女子は一度ケンカになってしまうと、当分仲直りはできないので」(24歳/食品・飲料/専門職)

それは、相談したりとか、意見を出し合ったりということではなく、ケンカなのでしょうか。グループの仲の良さが心配になります。

写真にも気を使う

・「写真を撮るときは、真ん中は交代する」(30歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

・「写真をたくさん撮るので、かわいい服を着て行かないと見劣りする」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

・「写真をどんどん撮ってあげる。喜ぶから」(32歳/食品・飲料/販売職・サービス系)

記念写真でもスナップでも、旅の楽しさを演出する写真……ですが、写るときはかわいく。センターは譲り合い。女性のこだわりポイントはいろいろです。

旅先でも、勝ちたいオンナゴコロ

・「オシャレな下着をつけていくこと。やっぱり見栄をはりたいから」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

・「かわいい小物を持っていく。持ち物がかわいいと、女子力高く見えるので」(29歳/生保・損保/販売職・サービス系)

・「お風呂上がりの美容グッズに気を使っている。いいものを使って努力しているんだと思わせるため」(26歳/運輸・倉庫/営業職)

・「生理用品は必ず持っていく。誰か一人は忘れる人がいるから、上げると株が上がる」(24歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

・「荷物を広げない。かばん一つの範囲から荷物が広がらない子は女子力が高そうで、つい張り合ってしまう」(33歳/小売店/販売職・サービス系)

旅先ではオシャレにしたい。当たり前ですが、そこに競争が絡むのが女子。風呂上り、サニタリーグッズ、荷物整理まで、張り合う女子はたいへんです。

旅先に“おみやげ”

・「おみやげを持っていく。以前女子旅に行ったら、全員おみやげを持ってきており、恥をかいた」(30歳/機械・精密機器/事務系専門職)

・「お菓子など、差し入れを持参すること。自分だけ何も持っていかないととても肩身が狭い思いをすることになるので」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

旅行におみやげ!? と思ったら、まったりタイムにつまむお菓子のことでした。もはや持参は常識みたい。お菓子のチョイスが気が利いているか、という点での張り合いもありそうな……、和やかなティータイムになるのでしょうか?

もはや営業トーク

・「会話を絶やさない!」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「文句や雰囲気の悪くなるようなことは、思っても、極力言わない」(31歳/金融・証券/営業職)

・「歩き疲れたときなどに、『疲れた』という言い方や言葉づかいにも気をつけないと、その後の旅行にかかわる」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「相手の状況を考慮して、独身の人には旦那の話はしない、仕事がうまく行っていない人には会社の話はしないなど、タブーをちゃんと避ける」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

・「相手のことを否定しない、楽しさをアピールする。空気をよくしないと盛り上がらなくなるから」(26歳/食品・飲料/技術職)

・「さらけ出し過ぎず、ほめる」(32歳/不動産/事務系専門職)

・「同調して、共感を示すようにしている」(28歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)

女子旅につきものの女子トークの注意ポイントが、桁外れです。会話は絶やさず、内容には細心の注意を払う。コミュニケーションスキルを磨く旅になりそうです。

楽しくないの?

・「女性は集団行動が好きな生き物なので、単独行動したい気持ちをがまんして、みんなと一緒に動きます」(31歳/医療・福祉/事務系専門職)

・「話をウンウンと合わせている」(28歳/医薬品・化粧品/事務系専門職)

・「楽しそうにふるまう」(29歳/その他)

もはやなぜそのメンバーと旅行に行くのかわからない、とツッコミたくなるコメントもありました。

ここまで重いアンケートになるとは思わなかった、女子旅テーマ。一つ一つは小さなことですが、集まると“気疲れツアー”に見えてしまいます。気遣いは女性の美点とはいえ、そこまで? ということもチラホラ。もっと気楽に、旅そのものを楽しんではいかが?

(まさおかりく)

※画像は本文と関係ありません

※『マイナビウーマン』にて2015年7月27日~8月10日にWebアンケート。有効回答数219件(22歳~33歳の働く女性)

※この記事は2015年09月17日に公開されたものです

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