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行ったら驚く“献血カフェ”!? 淹れたてコーヒー、マン喫風、ギャラリー風など……。新スタイル献血ルーム4選

齋藤純子

全国各地に153あるという「献血ルーム」。採血をする前後に、ソフトドリンクやお菓子のサービスがあるところも多いそう。最近では、淹れたてコーヒーを味わえたり、ブックカフェ並みにマンガ・本が充実しているところも。献血がはじめての人でも入りやすい“新スタイル”の献血ルームを紹介します。

病院っぽさを抑えた室内で、くつろぎながら過ごせる

●淹れたてコーヒーを楽しめる「献血ルームfeel」(東京都墨田区)

全国平均では男性の半分以下である女性献血者が、49.4%とほぼ同数を占める女性に人気の献血ルームです。カウンターで一杯ずつ抽出するコーヒーは自席までスタッフがサービス。コーヒーショップにいるような感覚で、採血までの時間を過ごせそう。広い窓からは、10階からの眺望とともに間近に迫る東京スカイツリー(R)も。

「献血ルームfeel」(東京都墨田区)

「献血ルームfeel」(東京都墨田区)

●アットホームな雰囲気の「献血ルームMEET」(茨城県水戸市)

「家」をコンセプトに“親しみやすさ”をイメージして誕生した献血ルームです。入り口がガラス張りのため、水戸駅ビル内の通路から中の様子をうかがうことができます。採血室のフローリングなど、全体に木のぬくもりを感じるデザイン。採血の前後をリラックスして過ごせそうな雰囲気です。

「献血ルームMEET」(茨城県水戸市)

「献血ルームMEET」(茨城県水戸市)

●アートや写真展示が楽しめる「新宿東口駅前献血ルーム」(東京都新宿区)

JR新宿駅東口から徒歩1分のビル10階にある献血ルームです。『アート and ギャラリー』をコンセプトとした内装は、照明も暗めの落ち着いた雰囲気。写真などの展示を見ながら過ごせます。最終受付時間は18時15分(成分献血は除く)とゆっくり目なので、お仕事帰りに寄ることも。

「新宿東口駅前献血ルーム」(東京都新宿区)(c)Blue Hours

「新宿東口駅前献血ルーム」(東京都新宿区)(c)Blue Hours

●マンガ・書籍・雑誌が900冊以上「横浜Leaf献血ルーム」(神奈川県横浜市)

壁面に並ぶ本棚にはマンガ・書籍・雑誌が900冊以上。コーヒーマシンの淹れたてコーヒーのサービスもあるので、コーヒーを飲みながらブックカフェのように過ごすことができそうです。無料Wi-Fi・電源が整備されているため、仕事の合間にノートパソコンを持ち込んでも。

「横浜Leaf献血ルーム」(神奈川県横浜市)

「横浜Leaf献血ルーム」(神奈川県横浜市)

献血をする前に知っておきたいこと

献血ルームが飲み物やお菓子でくつろげる場所だとわかっていても、経験したことがないと不安に感じることも多い献血。貧血は大丈夫? 献血前は節制しなければいけない? など気になることも。日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター企画課の加藤さんはこう言います。

「献血にご協力いただく際には、献血によって体調を崩すことのないよう、検査や問診で健康状態を慎重に確認させていただきます。また、健康診断のように食事の制限はないので、前日の飲酒もOK(当日の体調がよければご協力いただけます)。採血の直前まで飲み物やお菓子を楽しんでいただいて大丈夫です」(日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター/加藤さん)

献血をする前に、同意説明書とともにリーフレットをよく読んでおくといいそう。渡航歴や治療歴によっては献血ができないことも。

「4週間以内に海外から帰国した方、3日以内に抜歯などの歯科治療を受けた方にはご遠慮いただいています。他のケースでも、ウイルス潜伏の可能性がある場合、また、事前検査の採血でヘモグロビンの値が少ないなどの理由から、献血にご協力いただけないこともあります」(日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター/加藤さん)

ピアスの穴を開けてから1カ月未満(医療機関や使い捨ての器具で開けた場合)も、献血はNG。ヒト由来プラセンタの注射や点滴の経験がある場合も献血ができないそう(ドリンク剤やサプリメントなどの経口物であればOK)。気になることがある場合は、献血ルームに出向く前に、電話などで確認するとよさそうです。

また、今回ご紹介したいずれの献血ルームも、電話での予約申込みを受け付けているそう。予約特典としてハンドリラクゼーションのサービスやお菓子のグレードアップがある献血ルームも。終わるまでの時間が読みやすいというメリットもあるそうです。

(齋藤純子+ガールズ健康ラボ)

※この記事は2015年05月28日に公開されたものです

齋藤純子

フリーライター。ガールズ健康ラボ所属。ムック『ほんとうに効く! 冷え退治バイブル』(扶桑社)にライターとして参加。東京下町生まれ。食品商社営業企画、パン職人を経て、制作会社で広告・出版の編集制作に携わる。団塊ジュニアの端くれ。一児の母。得意分野は、辛いもの・濃くて甘いもの・蒸留酒・ビックコミックオリジナル。詰めもの料理研究中。美味しいって正義! Twitter/@julepper

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