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千秋の子育て【後編】「本当にやりたいことなら、100の力が200になる」

タレントや商品のプロデュースなどマルチな才能を発揮している千秋さん。3月22日に発売した『映画ブ、作りました。―千秋&苺の映画感想ノート』では、娘・苺ちゃんと観た映画のレビューを紹介しています。前編に続き、今回はワーキングウーマンでもありシングルマザーでもある千秋さんに、子育てと仕事の両立についてお聞きしました!

千秋さん

「いろんな人に聞かれるけど、娘が生まれてからつらいとか大変だと思ったことは一度もない」と笑顔で語る千秋さん。

そんな千秋さんも、娘さんが生まれる前は「自分の力が100だとすると、今まで仕事ややりたいことが100できていたのに、子供が生まれたら子育て50・仕事50のパワーになってしまうんだろうな」と考えたことがありました。

しかし、実際は離乳食を食べさせたり、おむつを替えたりと、いちばん子どもと親が一緒にいる時間が多い0~1歳のときですら、子供服の新ブランドの立ち上げや5本の連載を抱えるなど、多くの仕事をしていたのだそう。さらに驚くべきことに、千秋さんはベビーシッターを雇ったことはないと言います。

「子どもが小さいころは子育てに仕事にと、やることは今よりずっと多かった。でも、どちらもやりたいことだったから、大変だとは感じませんでした。子育て100・仕事100というように200の力にパワーアップできたんです。幼稚園の送り迎えも毎日自分で行き、ママ友と遊ぶ時間もありました」

“両方しっかりやりたい”という思いのもと、子育てにも仕事にも真摯に取り組む千秋さん。現在は独身時代より効率的に仕事ができるようになり、多いときは週に2~3度、娘さんと一緒に映画を観る時間も作れています。

「子育てと仕事を両立できるか、できないかっていうのは性格だから、できない人はできなくていいと思う。でも、子どもが幼稚園を卒園するときか、中学生になるときか、成人するときか、いつかはわからないけど、きっと『両立できる!』って思えるときが絶対に来るはず。だから、そのときにやればいいと思う。両立できずに自分を責めるくらいだったら、いっそ一本に絞って、楽しく子育てできるように準備したほうが、自分にも子どもにもいいと思う。でも、どちらも本当にやりたいことなら100の力が200になるから、そんなに不安にならなくても大丈夫です」

子育てや仕事に精力的に取り組んできた千秋さんだからこそ言える、力強い言葉。今後もタレントとして、母親として、ますます輝いてくれそうです。

●『映画ブ、作りました。―千秋&苺の映画感想ノート』(朝日出版社 刊)
著者:千秋
定価:1,296円
http://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255008202/

(谷口晴奈/Playce)

※この記事は2015年03月31日に公開されたものです

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