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一生、独りかも……  30代女性の「寂しい」に負けない3つの方法

森川ほしの/OFFICE-SANGA

寂しさ責任ある仕事を任せられるようになり、趣味も充実している。そんな独身生活を謳歌する女性が増え、結婚だけが女性の幸せとはいえない時代になりましたね。ただ、自分を取り巻く環境が変わってしまい、なんとなく孤独感や寂しさを抱く30代女性も多い様子。そんな30代ならではの寂しさに負けないためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

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環境が変わっても友だちは大切に(エマさん/34歳/IT関連)

「仲のよかった友だちが20代後半から続々と結婚。友だちが新婚生活や子育てで忙しくしていることを考えると、こちらからも誘いにくいですし……。正直なところ、結婚生活の話を聞かされるのもなんとなく憂鬱で、気がつけば疎遠に」

職場では気軽に話せる同年代の女性もおらず、恋人もナシ。休日は一人で過ごすことがほとんどで、エマさんはとても孤独だったそう。

「それでも、完全に縁が切れてしまうのは嫌で、年賀状やメールで、ときどきコンタクトをとるように心がけていました。友だちもみんな、ちゃんと返事をしてくれて『また会いたいね』なんて書いてあるのですが、それもなかなか実現できず。数年は年賀状やメールのやり取りだけの関係が続きました」

しかし、結婚生活にも慣れ、子どもも少しずつ大きくなり、友だちのほうにゆとりが生まれたようです。

「あるとき、一人の友だちが『同窓会をしようよ』と連絡をくれました。そして、以前よく遊んでいた仲間が集まって食事へ。私だけ独身でしたが、みんな結婚しても全然変わっていなくて……。学生時代のように、おしゃべりは大盛り上がり。とても楽しかったです」

それを機に、少しずつまた会うことが増え、今では、友だちの自宅に遊びに行くこともあるそうです。年賀状やメールなどでつながっていれば、時間は少しかかるかもしれませんが、また前のような友だち付き合いが復活することもあるようです。

立場がちがっても、一緒にいて楽しむことはできる!(チカさん/32歳/商社)

「昔からよく、女5人のグループで集まって遊んでいました。でも、私以外のみんなが結婚・出産を経験し、次第に『話が合わないな……』と感じることが増えたんです。ほかの4人は子育て真っ最中で専業主婦。仕事をしているのは私だけでしたから」

気がつけば、いつもチカさんは完全な聞き役。友だちと会うと、疲れを感じるようになったそうです。

「でも、あるとき何気なく私が『独身の働く女性』という立場から意見を言ったんです。そうすると、意外なことにすごくみんなが食いついてくれて。それがキッカケになって、アレコレ仕事の話なども聞いてくれるようになりました。自分のことを話していいんだと思えて、とても気が楽になりましたね」

もしかすると、友だちは友だちで、チカさんに壁を感じていたのかも?

「そうですね。『私だけちがう』と思って、自分で勝手に壁をつくっていたかもしれません。最近では、社会復帰を考えている友だちから、いろいろ相談されることもあります。やっぱり、環境が変わっても、友だちは友だちですね」

置かれている立場がちがうなら、それぞれの立場から話をすればいい。当たり前ではありますが、目まぐるしく周囲の環境が変わる20代から30代では、忘れがちなことかもしれません。

出会いは求めなければやってこない!(サエコさん/32歳/自動車関連)

「まわりの友だちがみんな結婚して、職場の同僚男性はほとんど既婚者。20代後半からそんな状態になってしまい、異性と出会う機会がありませんでした。結婚願望もありますし、恋もしたい。でも出会いがない。それが大きな悩みでしたね……」

そんなサエコさんが変わったきっかけは、友人からのあるアドバイスでした。

「彼女も一時期出会いがまったくなくて、困ったと言っていました。でも、同窓会や会社のサークルなどに積極的に参加して、ご主人と出会ったとのこと。たしかに、会社のイベントや学生時代の仲間との同窓会などに対して、私は消極的。『それを変えてみたら?』と言われました」

それからサエコさんは、会社イベントやサークル、同窓会に積極的に参加しはじめたそう。

「そういう場所へ行ってみると、意外と同世代で独身の男性がたくさんいて。『名前は知っている』程度の人でも、よくよく話すといい人だったりして、多くの出会いに恵まれました。今になって思えば、自分で勝手に選択肢を減らしていただけで、掘り起こしてみればいくらでも、恋人候補はまわりにいたことに気づきました」

「もう、周囲は既婚者ばっかり!」と思っている女性は、一度「掘り起こし」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

どんどん変化していく周囲の人たち。30代になると、なんとなく取り残されたような気持ちになることも多いでしょう。そんな「寂しい」を感じる日が来たら、今回紹介した経験談を、ぜひ思い出してみては?

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年03月29日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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