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いくら愛していても……彼氏から「お前」と呼ばれるのは許せる? 許せない?

森川ほしの/OFFICE-SANGA

「おい、お前」「何です? あなた」なんて、時代劇の夫婦が呼び合う姿はなかなか風情があります。実際に自分の彼氏が「お前」と呼びかけてきたら、現代女性はどう感じるのでしょうか? 賛否両論ある彼氏からの「お前」呼ばわり。働く女性たちの本音を調査してみました。

【わたし、彼に飽きられてる!? 彼の心が離れていると感じる瞬間4選】

Q.彼氏が自分を「お前」と呼ぶことを、許せますか?
A.許せる……73人(33.0%)
 許せない……148人(67.0%)

「許せない」という女性が、67.0%で多数派となりました。3割程度の女性は「許せる」とのことですが、中には「大歓迎!」という人もいるのでしょうか? 詳しく回答理由を見ていきましょう。

<「お前」はまったく問題ナシ!>

むしろイイ感じ

・「親密度が増すので」(23歳/その他/事務系専門職)
・「ふたりの距離が近くなった気がして好き」(33歳/不動産/事務系専門職)
・「気心が知れた相手にしか言わないから」(30歳/医療・福祉/専門職)

たしかに、心の距離が近い相手にしか言わないかもしれませんね。ただ、中には誰にでも「お前」と言う男性もいるので、そのへんは見極めるべきかも。

「お前」と呼んでくださいまし……

・「特にそういうキャラの人なら違和感ない」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)
・「『俺の女!』みたいなのが好きです」(23歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「上から目線も嫌いじゃない」(27歳/情報・IT/営業職)

「そういうキャラ」とは、オラオラ系ということでしょうか。そういう男性がタイプな女性は、「お前」呼ばわりが大好物!?

愛があれば問題なし

・「嫌な、上からな雰囲気がなければ」(33歳/医療・福祉/専門職)
・「別に何と呼ばれても構わない」(27歳/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「そう呼ぶシチュエーションによるが、愛情があればOKだと思う」(33歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)

信頼関係ができあがっていれば、呼び名は気にしないという女性もいるようです。

<「お前」って呼ぶな!>

「お前」呼ばわりは絶対にイヤ!

・「下に見ているようでムカつく」(31歳/医療・福祉/専門職)
・「軽く扱われているようで嫌だ」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「バカにされている感じがする」(27歳/ソフトウェア/技術職)

女性の場合は、対等だと思っている相手に「お前」とは言いませんよね。ただ、男性は友だち同士で「お前」と呼び合うこともありそうなので……。男女で受け取り方が異なるのかも。

ちゃんと名前で呼んでよ!

・「名前があるのに、お前と呼ばれる筋合いはない」(30歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)
・「名前があるのだから、ちゃんと名前で呼んでほしい。自分が『お前』って言われたら嫌でしょ? って言うと思います」(32歳/その他/クリエイティブ職)

あまりにも上から目線でお前、お前と言われると、「私、『お前』って名前じゃないですから!」と言いたくなります。

どの立場から言ってんの?

・「親にも言われないので。言われるとイラっとする」(28歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「何様だよって思う」(30歳/建設・土木/事務系専門職)
・「そういうところから見下しがはじまる」(32歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

普段からよく「お前」を使う地域もあるようですが、慣れていない人にとっては、やはり見下した言い方だと思えるよう。日ごろから「お前」と呼ぶことがクセになっている男性は気をつけて!

愛がない証拠?

・「愛情を感じられない」(23歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)
・「支配欲の強そうな人に思えるから」(28歳/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)
・「自分を対等に見てくれていないと感じる」(25歳/医療・福祉/専門職)

誰にでも「お前」と言っているのではなく、彼女だけを「お前」と呼んでいる場合。やはり、そこには「自分のモノ」という意識があるのでしょうか?

筆者自身も「許せない」派なので、今回のアンケートで3割以上の女性が「許せる」と回答したことに少し驚きました。もしかしたら、素敵なニュアンスで「お前」と呼んでくれる男性に、まだ出会っていないだけなのでしょうか?

たとえそうだとしても、やはり嫌だと感じる女性が多いことは事実。男性は「お前」呼ばわりを控えたほうが、無難だといえそうです。

(森川ほしの/OFFICE-SANGA)

※『マイナビウーマン』にて2015年1月にWebアンケート。有効回答数221件(22〜34歳の働く女性)

※画像は本文と関係ありません

※この記事は2015年03月02日に公開されたものです

森川ほしの/OFFICE-SANGA

大学で美学を学び、「美とは何ぞや」生涯この問いと向き合っていくことを決意。言葉、人、恋愛、社会など、さまざまものの中にある「美」を求め、フリーライターの道へ。マイナビウーマンで恋愛、マナー、話し方などに関するコラムを担当。

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