人より早く経験したけど、うれしくなかったこと「20代前半から白髪染め」「学生時代に結婚、離婚」
まだ周囲で誰もやっていないことを真っ先に経験した――。それが楽しいことならいいけれど、「できれば、若いうちから経験したくなかった」と、悲しい気持ちで振り返ってしまうこともあります。それはどんな出来事でしょうか? 働く女性に聞きました。
休日返上で介護の手伝い
・「祖母の介護を休日に手伝っているが、『これから親の介護も……』と考えると辛い」(28歳/金融・証券/営業職)
経験者でないとわからない、介護生活の大変さ。親だけでなく、祖父母の介護もがんばってるんですね!
新人なのに重責を果たすはめに
・「部長クラスがやる仕事を、新人のころからやらされていた。経験値は上がったけれど、給料は一緒なので損した気分」(33歳/医療・福祉/専門職)
難易度の高い仕事をこなすことでスキルが急上昇。ついでに給料も上がってほしいですね!
必死に働いて学費をねん出
・「大学費用やその後自分で専門学校に行くお金を、奨学金や一年間ひたすら働いてお金を貯めて、すべて自分で出しました。なので、ひたすらお金を貯めていたから、全然買い物や遊ぶお金がなくて少し切なかったです」(32歳/その他/クリエイティブ職)
考えようによっては、学生時代に浪費癖が身につかなくてよかったのかも?
学生であり妻であり
・「学生時代に結婚、離婚した」(23歳/その他/事務系専門職)
学生時代に結婚しただけでなく、離婚まで経験しているのはレアケース。人生の厚みを感じます。
恩返しができず
・「親の死。親のありがたみと親孝行できなかった後悔が残った」(32歳/金融・証券/営業職)
「親孝行したいときに親はなし」とはいいますが……。親にとっては、残された子どもが幸せな人生を歩むのが一番の親孝行かもしれません。
昔から子育てしてきた気分
・「弟と8歳年が離れていたため、中学生のころから子育てをしてきて、精神的に疲れた」(27歳/学校・教育関連)
年が離れた小さな弟の面倒をみる毎日。たまには逃避したくなったと思いますが、きっと役に立つはず。
学生なのに正社員
・「大学4年のときに、学生をしながら正社員として就職した。社会という場所を人より早く経験して、いい経験になったけれど、社会という場の醜さと自分の無力さを知って傷ついた」(26歳/小売店/販売職・サービス系)
バイトならともかく、大学生と正社員を両立するのは大変そう。でも、それだけ実力を認められていたのだと思います。
ヘアアドバイザーとして君臨
・「白髪が20代前半から出たので白髪染め。今では白髪が出はじめた先輩たちにアドバイス」(33歳/金融・証券/専門職)
30代でも、白髪を発見したらショックを受けることがあります。白髪の扱いに慣れた後輩を心強く思うことでしょう。
ひとりで遠くまで移動
・「保育所のときから公共交通機関をひとりで利用していましたが、とてもさみしかった記憶があります」(26歳/その他/営業職)
小さな子がひとりで乗っていたら「エライな」と思いますが、大人がそばにいないとちょっと心配になることも。
先にしっかり勉強したかった
・「資格取得前にその部の責任者となり、知識が追いつかないなかで仕事がおおいかぶさってきて辛かった。後から意味がわかることが多かった」(33歳/その他/秘書・アシスタント職)
不本意なポジションに疲れたときは、誰かに愚痴を聞いてもらいましょう!
家が恋しい
・「高校時代からひとり暮らし。いい経験にはなったかもしれないが、ホームシックで辛かった」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
お金の使い方や家事を学ぶ機会になりそうですが、周囲はまだ親元にいる人ばかりでさみしいですよね。
家庭のこと、仕事のこと、それ以外のこと……。人より早く経験した出来事の中身はさまざまですが、共通しているのは性格的、能力的に成長できたことではないでしょうか。当時はつらい思いをしたけれど、それが後々、役に立つということもあります。幸せをつかむきっかけにしてください!
(中澤美紀子/OFFICE-SANGA)
※『マイナビウーマン』にて2015年1月にWebアンケート。有効回答数242件(22~34歳の働く女性)
※画像は本文と関係ありません
※この記事は2015年02月28日に公開されたものです