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婚活アナリストが「一番身近な婚活成功者=妻」に聞く~奥さん、どうやって婚活したんですか?~

古田ラジオ

みなさんの婚活に成功した方はいるでしょうか。いるとしたら、彼らはどうやって婚活を成功に導いたのでしょうか。

婚活成功者に成功の秘訣を聞いてみたい……そういえば、私の妻は一番身近な婚活成功者(?)だったのでした。

妻は私と出会う前にどんな婚活をしてきたのでしょうか。
今回は彼女の婚活について聞いてみました。

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ネット婚活、お見合いパーティ……結局どれが一番よかった?

ビール―(ビールをつぎながら)あなたの婚活について聞きたいんだけど。

「20代後半からかな。もうそろそろ結婚したいなって思って。会社の同僚からの紹介から、合コンみたいな一般的なものや、ネット婚活、お見合いパーティ、結婚相談所など、婚活と名前の付くものはほとんど体験してきたよ。合コンも数えきれないぐらい参加して散財してきたと思う。でも、いつも男に説教して失敗(笑)。それで、婚活しかないか、と」

―当時はどんなターゲットで婚活してたの?

「当時はやはり年収600万を超えているような、ある程度いい会社に勤めてるお金持ちがターゲットだった。ネット婚活でも年収600万で足切りしていたし、『年収●●万円限定』の婚活パーティにも何回も参加したわね。びっくりしたのは婚活パーティの後で主催者に別の婚活パーティのサクラに誘われたこと。人数が足りない時とかに呼び出されたりして。タダで飲み食いができるのでたまに友だちを連れて参加してたかな」

―婚活していて大変だったことは?

「ネットでやり取りしている人と会うために今日は東京、来週は大阪……と新幹線で出かけていって婚活ツアー状態。あと、ある会社からは誕生日を狙って電話で連絡があったりした」

―それはどういうこと?

「つまり、『誕生日にどうせあんた一人なんだろうからウチで婚活しなさいよ』っていうこと。これは地味にイラついたわね」

婚活で出会ったこんなオトコ

では、妻は婚活の過程でどんな男性に出会ったのでしょうか。

―(何杯目かのビールをそそぎながら)婚活ではどんな人に出会ったの?

「誰もが知っている外資系企業にいる男性。この人はその会社の採用ページで社員代表として登場していたぐらい、仕事ができる人だったんだけど、いわゆる『意識高い系』だったので、言葉の節々に『俺は社会人として大成している』というアピールが。まぁ、それなりの収入と立場だったから仕方がないんだけど」

―その「大成クン(仮)」とはなぜ付き合わなかったんですか?

「いや、1カ月ぐらいは付き合いましたよ。週末大成クンの家に行って、日曜の21時半の新幹線で地元に戻るような生活でした。彼の家でやることといえば家事だけなのにね(笑)。やはり、付き合っても苦労するのが目に見えているので早々に別れました。夫の言うことすべてに従うタイプの女性じゃないと彼と結婚は無理そうだったけど、『私にはそれは無理!』なので」

―それはよくわかります(笑)。

「でも、そんな大成クンもこの間結婚したとブログに書いてありましよ(笑)」

―ブログ読んでんのかい(笑)! ほかにはどんな人がいたんでしょうか。

「某インフラ系企業に勤めている男性。彼の地元では誰もが知る会社に勤めていたこの人もプライドが高くて『俺エリートだろアピール』がひどかったよ。ただ、大成クンと違って彼はやたらケチでした。新幹線代ケチって夜行で来るとか。エリートじゃないのかよ!って(笑)。もうひとつ、彼が嫌だったのは、彼、ダブルアカウントだったんです。同じ婚活サイトの中で、複数アカウントを作って女性とやり取りしていて。結局、そこのことを問い詰めたら音信不通に(笑)」

―違うサイトで同じ人に会うのはよくありますが、同じサイトでアカウントを複数持つのはNGですね。

「あとは、地場の大手企業に勤めていた人。この人は40過ぎたオジサンだったんですが、とにかく時間にルーズだった。人を呼びつけておいて2~3時間待たせるのもザラで。それだけ待たせておいて30分お茶して帰るとか。この人ともやはり結婚はないなと思った。」

―彼らに共通しているところはどういったところなんでしょうか。

「多くの人がよくも悪くもこだわりが強いってこと。自分の生活リズムにしろ趣味にしろ、他人に一切妥協しない。あとはみなさん、食通だっていうところ。おいしいところを知っているし、自分で料理を作る人も多かったですね。食材にもこだわりがあって、近所のスーパーで買ってきた食材を使った料理なんて考えられない、有機野菜じゃないとヤダ!みたいな感じだった」

婚活に成功した理由

―(日本酒をつぎながら)ではどうして婚活に成功したんでしょうか。

「ひとつは、親友も同じぐらいの時期に婚活していたこと。何かあると婚活を肴に飲み会していました(笑)そんな友だちもネット婚活を使って結婚したのね」

―ほかにはどんなところがあるんでしょうか。

「玉の輿狙いの婚活はやめたのは大きかった。結局、そういった人が望みがちな女性のタイプと『素の自分』があまりにもかけ離れているので、こりゃあムダだと(笑)。その意味で婚活によって自分の理想と現実とで折り合いが付けられたのがよかったわね」

今回、妻に話を聞いて感じたのは、婚活では理想とのギャップをいかにして埋めるのかというのが重要なのだということ。見た目や収入といった条件面にとらわれすぎず、自分の価値観と近い人を選ぶこと。それが婚活成功の第一歩なのかもしれません。

(古田ラジオ)

※この記事は2015年02月18日に公開されたものです

古田ラジオ

フリーライター/婚活アナリスト。1980年生まれ。30代目前にして一念発起。2年間に及ぶ婚活の末に2012年結婚。その後、自身の婚活・結婚の体験をもとに各種メディアにて「男性から見た恋愛・結婚」について記事を書いています。婚活中のみなさんを応援すべく、婚活のホンネや、婚活に役立つ実践的、かつ少しでも前向きになれる情報を発信しています。

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