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大きな神社より近所のお稲荷さんに願いごとをしたほうが効く!?

今年もあっという間に残すところ1ヵ月ほど。来年こそは「素敵な彼氏ができますように」「理想の就職ができますように」……などなど、いろいろな願いごとが浮かんでいるのではないでしょうか? 初詣では、大きな神社で拝みがちですが、実は、より身近なお稲荷さんのほうがご利益があるかもしれないということをご存知でしたか? お稲荷さんについての本も出されている、ファッションモデル・作家・シンガーのLunaさんにお話を伺いました。

■お稲荷さんは「怖くなく、頼れる身近な神様」
お稲荷さんというと、立ち並ぶ赤い鳥居や狛狐たちの表情から、「なんだか怖い」というイメージを持っている女性は多いかもしれませんが、実は、とっても優しい神様なのです。
現在は商売繁盛の神様のシンボル的存在ですが、もともと五穀豊穣の神様。江戸の人々の願いを聞き入れて「商売繁盛の神様」に変化したのです。ほかの神々が、いきなり「商売繁盛」にジャンルを変えたら、「自分の担当じゃない!」と一喝しそうなものですが、お稲荷さんとして祀られている神様たちは、みんなとても優しいので、日本中に散らばってみなさんを見守ってくれています。

■あらゆる願いごとを聞いてくれる
神様の中でもお稲荷さんはとても位の高い神様なので、庶民のありとあらゆる願いごとをしっかりと聞き届けてくれます。たとえば「冷え性が治りますように」とか「お肌の乾燥がなくなりますように」とか、そんな単純で簡単なことでも大丈夫です。
そのため、昔の日本人はお稲荷さんに親近感を持ち、さまざまな願いごとをして身近な存在として生活してきました。その証拠として、現在も日本全国に十万社を超える数のお稲荷さんがあるといわれています。

■どのように拝めばいいの?
伊勢神宮や出雲大社などは一般的に、礼を何回、拍手を何回のように参拝方法が取り決めのようになっていますが、お稲荷さんは基本的にそういう堅苦しい形式を求めていません。とくに、みなさんの住む家の周りのお稲荷さんはそうです。『せっかく、近所にいてあなたを見守っているのだから声くらいかけてよ』というような気持ちでいます。だから、とくに願いごとがないときでも、帰宅前にちょっと狛狐たちの顔を見て「ただいま~、今日も素敵な笑顔だね」とか、出勤前に拝殿や祠に向かって「今日も一日がんばるので、応援してくださいね」などと祈願するだけで、お稲荷さんにとっては最高に嬉しいものなのです。初詣といわず、常日頃から参詣してみてはいかがでしょうか?いろいろと人生が変わってくるかもしれませんよ。

Luna:ファッションモデル・シンガー。世界的に有名な女性ギタリスト。音楽ファンからは「古き狐」と呼ばれ、自然信仰をモチーフとしたアニミズムロックのパイオニアである。今まで訪れた全国の稲荷神社は1万社を超える。

※この記事は2014年12月02日に公開されたものです

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