必見!玉ねぎは冷蔵庫に入れておくと切っても涙が出ない
玉ねぎを使う料理は多いもの。でも問題は、ザクザク切っていると目や鼻がツーンとして痛くなってくること……。これさえなければ、涙を流さずに調理ができるのに! そんなあなたに朗報です。玉ねぎは冷やしておくと涙が出なくなるのです。
そもそもなんで涙がでるの?
玉ねぎを切ると、なぜ涙がでるのでしょう? それは、玉ねぎの細胞の中にある成分が原因です。その名前は硫化アリル。玉ねぎ独特な匂いのものでもあります。玉ねぎを切ると、玉ねぎの細胞が壊れます。そのときに、硫化アリルが気化して空気中に飛び散ります。
硫化アリルは刺激性の物質で、常温では蒸発しやすい物質です。そのため、玉ねぎの真上にある顔に直撃して、そのまま目や鼻を刺激してしまうのです。
冷やすとなぜいいの?
硫化アリルが蒸発しなければ、目や鼻は痛くなりません。硫化アリルは低い温度では蒸発しにくくなります。そのため、玉ねぎを切る1時間位前に冷蔵庫に入れて冷やしておいて、それから玉ねぎを切り始めると目や鼻は痛くなりにくくなります。
さらに効果を上げるために
冷やしておけば硫化アリルが蒸発しにくいということは、玉ねぎだけでなく包丁も冷やしておくと効果がさらに上がります。また、細胞をつぶしたときに硫化アリルが飛び出るのですから、切れない包丁よりも切れる包丁を使うことで、無駄に細胞をつぶすことなく玉ねぎを切ることができます。
そうすれば、蒸発する硫化アリルの量そのものを減らすことができるのです。
手早く調理が肝心
あらかじめ冷やしておいても、皮を剥いて切り始めるまでに時間がかかってしまっては、冷やした玉ねぎも常温に戻ってしまいます。それでは冷やした意味がありません。必ず、切り始める直前に玉ねぎを冷蔵庫から取り出しましょう。
できれば玉ねぎを切る包丁も、それ専用に冷やしておくとよりいいでしょう。
肉じゃかにカレー、ハンバーグとみんなが大好きな料理に欠かせない玉ねぎ。ほんのちょっとだけ手を加えることで、あの嫌な涙とはさよならできます。これで玉ねぎ料理も怖くないですね。
※この記事は2014年11月28日に公開されたものです