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知っておいて損はない!中華料理店での食事マナー「皿や器を持ち上げるのはNG」

中華料理は日本でもなじみ深いものです。ただ、格式の高い中華料理店に行く場合は、最低限知っておいたほうが良いマナーがあります。メニュー構成は前菜→スープ→主菜→主食→点心と一般的ですが、円卓や取り皿の使い方などを押さえておきましょう。

日本人が間違いやすいマナー

中華料理店でやりがちなのが、皿や器を持ち上げてしまうこと。中華料理では、茶碗とれんげ(ちりれんげと呼びます)以外は持ち上げてはいけません。円卓の大皿から料理を取り分ける際も、取り皿はテーブルに置いたままにしましょう。

また、取り皿は何枚使ってもかまいません。料理ごとに味が混ざらないよう、取り換えましょう。和食とは異なり、使い終わった取り皿を重ねて置いておいても大丈夫です。

中華料理では、料理は何人分かがまとめて大皿で出されます。人の分を取り分けてあげたくなるかもしれませんが、基本的には自分の分だけ取りましょう。接待の場合、取り分けをあらかじめお店にお願いしておくとスマートです。

円卓に関わるあれこれ

中華料理店特有の円卓。席次は最上座に主賓が座ります。主賓から見て左、右の順に交互に座り、最下座に主催者が座りましょう。大皿料理や調味料、新しい取り皿だけが回転テーブルに乗せることができます。ビール瓶や使い終わった取り皿は乗せないようにしましょう。

料理を取るのは主賓から時計回りに一巡し、その後は各自が時計回りに回しながら取りましょう。席を立って遠くの料理を取るのはマナー違反になります。

箸とちりれんげのマナー

日本の中華料理店では箸は手前に横向きに置かれていることが多いですが、正式には右脇に縦に置きます。席についたときの置かれ方で判断しましょう。縦に置かれている場合、食事中のサインは縦に置き、横向きに置くと「食事が終わりました」というサインになります。

ちりれんげは、スプーンのように持つのではなく、くぼみに人差し指を入れて、親指と中指で挟むようにして持ちましょう。スープ、麺類、ご飯、汁麺を食べる際に使います。汁麺の食べ方は、左手にちりれんげを持ち、箸で麺を少量ずつ取りながら食べましょう。

まとめ

いかがでしょうか。知らないことも多かったかもしれません。中華料理は厳しいマナーがありませんので、最低限のマナーだけ覚えて、あとは周囲への気配りを忘れずに、思う存分楽しみましょう。

※この記事は2014年11月23日に公開されたものです

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