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【日本との違い】驚きのヨーロッパの食事情、昼間からワインを飲んで仕事?

マダムリリー

美術館

美味しい食べ物がたくさんあり、美食家も多いヨーロッパ。日本人もグルメな人が多いですが、ヨーロッパで日々の食事の中で食べるものや食事情などは日本と大きく違います。そこで今回は、そんなヨーロッパの食生活と日本の違いを5つご紹介します。

ひとくちにヨーロッパと言っても食事情は国によって様々ですが、なかでもヨーロッパに共通するものを取り上げました。

★1、食事とお酒はセット

ヨーロッパ人は何といってもお酒好きな人が多いです。ビール好きのドイツ人やベルギー人、ワイン好きなフランス人、蒸留酒で有名なギリシャやイギリスなど、とにかくお酒が大好きです。世界保健機構(WHO)が世界188の国と地域を対象に、成人(15歳以上)1人当たりの純アルコール換算消費量の調査によると、1位から26位までをヨーロッパ諸国で占めています。もちろんなかにはお酒が飲めないというヨーロッパ人もいますが、日本に比べて珍しく、大半の人が平均的な日本人よりも“飲める”人が多いです。

ヨーロッパの食卓では、朝食を除く食事の度にお酒を飲むのが習慣になっている人も少なくありません。昼間からビールやワインを水のように飲み、何事もなかったかのように仕事をするヨーロッパ人のお酒の強さには圧巻してしまいます。

★2、魚よりも肉

ヨーロッパでも国によって違いますが、全体で言うと魚より肉を食べるという国が多いです。ノルウェーなどの北欧やスペインなどの地中海地方を除いたヨーロッパの国では、あまり魚を食べません。反対にビーフステーキなどは日本よりも安くて美味しいです。また、ヨーロッパでは共働き家庭が多いため、焼くだけのステーキやソーセージなどが食卓に並ぶことが多く、魚を食べるのは1年に数回程度という人も少なくありません。ルールに厳しいドイツなどでは、魚を焼いた匂いが近隣住民との間でトラブルになってしまうケースもあると言います。

★3、少量を数回に分けて食べる

1日3回食事するというスタンダードな食事回数とは違い、1日に5回食事する国もあります。スペインでは1日に5回、ポーランドでは4回など、日本では夕食をメインとする家庭が多いですが、これらの国では昼食をメインとし、夜は軽めに済まします。1日に3回食べる他のヨーロッパの国でも、少量を数回に分けて食べた方が体に良いと信じている人も多く、このためおやつや夜食などを必ず食べるという人の割合が日本よりも多いです。

★4、朝は甘いもの

日本の伝統的な朝食といえば白ごはんに味噌汁、焼き魚、お漬物のような和食ですが、ヨーロッパ人からすると日本の朝食は“重い”と感じてしまうようです。ヨーロッパの朝ごはんはパンやシリアル、クッキー、ビスケットなどの甘いものが主流。日本では朝食も1回の食事としてカウントしますが、量も少なく簡単に済ませることの多いヨーロッパでは食事というよりも“朝に食べるおやつ”のような感覚です。

★5、乳製品が多い

ヨーロッパ人が日本人よりも多く摂っている栄養素は何でしょうか。それはカルシウム。ヨーロッパではチーズはもちろん、ヨーグルトやクリームなどの乳製品をよく食べます。ヨーロッパ人には日本人のように乳糖不耐症の人が少ないというのも、乳製品が発展したひとつの理由なのかもしれません。


(マダムリリー)

※この記事は2014年11月15日に公開されたものです

マダムリリー

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